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J-GLOBAL ID：201202214025089232   整理番号：12A1731571

調整可能な力学特性を備えた塩濾別性絹足場骨格

Salt-Leached Silk Scaffolds with Tunable Mechanical Properties

著者 (8件)： YAO Danyu (Soochow Univ., Suzhou, CHN) ,  DONG Sen (Huludao City Central Hospital, Huludao, CHN) ,  LU Qiang (Soochow Univ., Suzhou, CHN) ,  HU Xiao (Tufts Univ., Massachusetts, USA) ,  HU Xiao (Rowan Univ., New Jersey, USA) ,  KAPLAN David L (Tufts Univ., Massachusetts, USA) ,  ZHANG Bingbo (Tongji Univ., Shanghai, CHN) ,  ZHU Hesun (Beijing Inst. of Technol., Beijing, CHN)
資料名： Biomacromolecules  (Biomacromolecules)
巻： 13  号： 11  ページ： 3723-3729  発行年： 2012年11月 
JST資料番号： W1325A  ISSN： 1525-7797  CODEN： BOMAF6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 細胞足場の力学特性は,細胞挙動および組織再生に大きな影響を及ぼす。塩濾別性絹足場骨格は組織工学に利用されているが,その過剰なまでの堅固さのために,柔組織再生への利用は行なわれていない。そこで本研究では,絹足場力学特性の柔軟化を検討した。その結果,絹結合水の相互作用をプロセシング制御によって調節すると,調整可能力学特性をもつ塩濾別性多孔質足場の調製に道が拓かれることが分かった。絹結合水相互作用が増大すると,塩濾別時に絹II(β-シート)形成が減少した。それに伴って微小構造および分解挙動も変化したことから,この水制御および塩濾別法は調整可能力学特性を付与できることが示唆された。生物医学における様々な領域での絹の実用性を考慮すると,本研究の成果は,水溶液において足場調製と絹自己集合を組合わせることによって,柔組織をより良く模倣するための制御可能特性をもつ絹足場の新形成法を示唆するものである。

シソーラス用語： *絹 ,  基質 ,  培地 ,  機械的性質 ,  結合水 ,  濾過 ,  自己集合 ,  柔組織 ,  医用素材
準シソーラス用語： 生体模倣材料 ,  *足場【移植】

分類 (2件)： 蛋白質・ペプチド一般  (EB03010N) ,  生物物理的研究法  (EA03020V)

タイトルに関連する用語 (6件)： 力学特性 ,  塩 ,  濾別 ,  絹 ,  足場 ,  骨格