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J-GLOBAL ID：201202214340259367   整理番号：12A0170298

超硬合金の接合に対する拡散接合法の適用

Application of Diffusion Bonding to Joining between Cemented Carbides

著者 (5件)： 権田英修 (豊橋技術科学大学大学院工学研究科) ,  白井康宏 (豊橋技術科学大学大学院工学研究科) ,  大橋修 (豊橋技術科学大学) ,  安井利明 (豊橋技術科学大学) ,  福本昌宏 (豊橋技術科学大学)
資料名： 溶接学会論文集(Web)
巻： 29  号： 4  ページ： 358-363 (J-STAGE)  発行年： 2011年 
JST資料番号： U0047A  ISSN： 0288-4771  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 超硬合金はWやCo等のレアメタルを使用しており,リサイクルが求められている。刃先損傷後の超硬工具の柄部同士を溶接することでリユースが可能である。超硬合金の接合に拡散接合を適用し,継手の曲げ強さ,接合部のミクロ組織,接合部の元素分布を調査した。WC-10mass%Coを用いて拡散接合により突合せ溶接継手を作製し,既存のろう付と比較した。接合温度900~1200°C,接合圧力30MPa,接合時間300sで作製した継手の曲げ強さを測定した結果,曲げ強さは接合温度の上昇と共に増加し,1100°Cでろう付強さを越え,1200°C以上で母材と同等になった。接合温度の上昇により界面へのCoの拡散が生じ,曲げ強さが増加したと考えられる。拡散接合による超硬母材への影響は認められなかった。

シソーラス用語： *超硬合金 ,  炭化タングステン ,  コバルト合金 ,  *拡散接合 ,  超硬工具 ,  リサイクル ,  *曲げ強さ ,  突合せ溶接継手 ,  加熱温度 ,  母材 ,  界面 ,  溶接部

分類 (2件)： 溶接技術  (WC07030G) ,  機械的性質  (WB02030U)

引用文献 (12件)：

• 1) 鈴木寿,超硬合金と焼結硬質材料,丸善 (1986), 1.
• 2) 経済産業省,機械統計年表,(2003-2009).
• 3) 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構, 鉱物資源マテリアルフロー (2009), 133.
• 4) Kikuchi Masakazu, Nakamura Mitsuru, Umemura Takashi: Friction Welding Characteristics of Cemented Carbides, Preprints of the National Meeting of Japan Welding Society, 83 (2008), 211-212.
• 5) Maeno Yu-ta, Nakamura Mitsuru, Umemura Takashi: Diffusion Bonding between cBN Ceramics and Cemented Carbides, Preprints of the National Meeting of Japan Welding Society, 86 (2010), 12-13.

タイトルに関連する用語 (2件)： 硬合金 ,  拡散接合