文献

J-GLOBAL ID：201202214349277597   整理番号：12A1569787

BlaC特異的蛍光発生プローブを用いた結核病原菌の急速ポイントオブケア検出

Rapid point-of-care detection of the tuberculosis pathogen using a BlaC-specific fluorogenic probe

著者 (9件)： XIE Hexin (Stanford Univ., California, USA) ,  MIRE Joseph (Texas A&M Univ., Texas, USA) ,  KONG Ying (Texas A&M Health Sci. Center, Texas, USA) ,  CHANG MiHee (Texas A&M Health Sci. Center, Texas, USA) ,  HASSOUNAH Hany A. (Texas A&M Health Sci. Center, Texas, USA) ,  THORNTON Chris N. (Global BioDiagnostics Corp., Texas, USA) ,  SACCHETTINI James C. (Texas A&M Univ., Texas, USA) ,  CIRILLO Jeffrey D. (Texas A&M Health Sci. Center, Texas, USA) ,  RAO Jianghong (Stanford Univ., California, USA)
資料名： Nature Chemistry  (Nature Chemistry)
巻： 4  号： 10  ページ： 802-809  発行年： 2012年10月 
JST資料番号： W2267A  ISSN： 1755-4330  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 結核菌(Mtb)は,クラスA βラクタマーゼファミリーに属する酵素BlaCを発現,分泌する。今回,マーカーとしてBlaCを用い,Mtb検出のためのプローブとしてBlaCの特異的蛍光基質について報告した。これらのプローブは7α-メトキシ置換で化学的修飾したセファロスポリンラクタムを用いた。これらのプローブはBlaC活性化で蛍光発光を100~200倍促進し,偽陽性診断を減少させる重要な因子TEM-1 βラクタマーゼよりBlaCに1000倍以上大きい選択性を示した。BlaCの特性は,プローブ/酵素変異体複合体の共結晶化により明らかとなった。緑色蛍光プローブ(CDG-OMe)は,未処理ヒト喀痰においてさえ10分以内で生病原菌の検出を可能とした。本システムは,喀痰と他の試料における結核の臨床診断のために非常に少ない数のMtbを急速で正確に検出すると結論した。

シソーラス用語： プローブ ,  *結核菌 ,  細菌 ,  *臨床検査 ,  バイオマーカー ,  セファロスポリン類 ,  ラクタム ,  β-ラクタマーゼ ,  突然変異体 ,  ヒト ,  喀痰 ,  診断
準シソーラス用語： *ポイントオブケア検査 ,  蛍光プローブ ,  喀痰検査

分類 (2件)： 微生物検査法  (EG02020G) ,  微生物検査  (GC02030H)

タイトルに関連する用語 (5件)： 蛍光 ,  プローブ ,  結核 ,  病原菌 ,  ポイント