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J-GLOBAL ID:201202214422919691   整理番号:12A0538715

トビイロウンカ(Nilaparvata lugens,半翅目,ウンカ科)由来の2つのアセチルコリンエステラーゼ遺伝子の分子特性づけ

Molecular characterization of two acetylcholinesterase genes from the brown planthopper, Nilaparvata lugens (Hemiptera: Delphacidae)
著者 (8件):
資料名:
巻: 102  号:ページ: 198-203  発行年: 2012年03月 
JST資料番号: C0793A  ISSN: 0048-3575  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ace遺伝子でコードされるアセチルコリンエステラーゼ(AChE)は,シナプス後膜における神経インパルスを終結させる神経伝達物質アセチルコリンの加水分解を仲介する。AChEは,有機リン系殺虫剤やカルバメート系殺虫剤の標的となる。ここでは,水稲の害虫トビイロウンカ(Nilaparvata lugens,半翅目,ウンカ科)由来の2つのace遺伝子(Nlace1およびNlace2)について,cDNAの全長配列を調べた。Nlace1のcDNAは2842のヌクレオチドから成り,790のアミノ酸からなるペプチドをコードするORFである。Nlace2のcDNAは2852のヌクレオチドから成り,672のアミノ酸からなるペプチドをコードするORFとなっている。NlAChE1は,アミノ酸配列レベルでNlAChE2と40%の同一性を示した。32種の動物種からの59のAChEsの系統発生分析の結果,NlAChE1はチャバネゴキブリ(Blattella germanica)およびツマグロヨコバイ(Nephotettix cincticeps)由来のAChE1sと密接な関係を示し,一方,NlAChE2はツマグロヨコバイからのAChE2と密接な関係を示した。定量的RT-PCR分析の結果,全発育段階および組織において,Nlace1がNlace2と比べて非常に高いレベルを示し,NlAChE1は,2つの酵素の主要なAChE形態であると考えられた。これらの結果は,有機リン系殺虫剤およびカルバメート系殺虫剤に対するトビイロウンカの抵抗性機構を示し,主なNlAChE1を標的とするより選択的な殺虫剤の開発を促進する。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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昆虫・ダニによる植物被害  ,  動物の生化学 
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