抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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三菱重工業(株)名古屋航空宇宙システム製作所に納入した,2号機大型オートクレーブの輸送・据付工事を紹介する。米国ボーイング社にて生産される最新鋭中型ジェット旅客機「ボーイング787」はアメリカ・日本の国際共同開発の機体で,平成23年に全日本空輸(株)に初号機が納入され営業運航を開始されている。その製造にあたり日本企業が機体構造シェア35%で部品供給し,三菱重工は複合材主翼の製造を担当し20%の重量軽減に寄与している。本オートクレーブ(複合材硬化炉)は,主翼用の積層複合材プリプレグ(熱硬化性樹脂)を高温・高圧環境下で硬化成形する炉で世界最大級の炉である。オートクレーブ缶体は,三菱重工広島製作所で製作され,浜出し・船積み作業を経て海上輸送され,名古屋航空宇宙システム製作所に納入された。ピット搬入に当たっては,横曳きジャッキダウン工法,パワーリフトによるリフトアップ工法,クレーンによる吊上げ工法を採用した。