文献
J-GLOBAL ID:201202214477734828   整理番号:11A1403967

単離したラットの大動脈リングにおけるDracocephalum moldavica(シソ科)L.の総フラボノイドの血管拡張効果

Vasodilative Effect of Dracocephalum moldavica L. Total Flavonoids in Isolated Rat Aortic Rings
著者 (7件):
資料名:
巻: 26  号:ページ: 334-340  発行年: 2010年 
JST資料番号: C2187A  ISSN: 1000-6737  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 中国 (CHN)  言語: 中国語 (ZH)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
Dracocephalum moldavica L.は,伝統的ウィグル薬草であり,心臓及び脳に有用であり,強い心臓保護効果があり広く用いられてきた。しかし分子的基礎及び効能機構については未知である。本研究では単離した内皮細胞の有り無しのラットの大動脈リングを用いてDracocephalum moldavica L.由来の総フラボノイド(DTF)の血管拡張効果について検討した。血管作動性薬の無い時,DTFは大動脈リングの基礎張力を変化させなかった。一方DTF(10~40mg/L)は内皮細胞の有り無しのノルエピネフィリン(NE,10(-5)mol/L)-プレ収縮大動脈リングを濃度依存的緩和を誘発した。内皮細胞除去はDTFの血管拡張効果を大きく消滅させた。KClプレ収縮(60mmol/L)大動脈リングに関してDTFは効果を示さなかった。一酸化窒素シンターゼ阻害剤のNG-ニトロ-L-アルギニンメチルエステル(L-NAME)(10(-4)mol/L),グアニル酸シクラーゼ阻害剤のメチレンブルー(10(-5)mol/L)及びシクロオキシゲナーゼ(プロスタサイクリン合成酵素)阻害剤のインドメサシン(10(-5)mol/L)は,DTF血管拡張効果を有意に阻害した。このことからNOとプロスタサイクリン径路はDTFの血管拡張効果に関与していることを明らかにした。DTF前処理(40mg/L)は,細胞外Ca(2+)内向きフラックスを有意に阻害し,大動脈収縮にスイッチを入れたが,筋小胞体からのCa(2+)放出によるPE誘導の一過性濃度には影響しなかった。これらの新たな発見はDTFが内皮細胞依存性及び非依存性緩和の両方を誘導することを意味している。更にNO及びプロスタサイクリン仲介径路は,内皮細胞依存性緩和に関与しているようであり,一方受容体関与のCa(2+)チャンネルは少なくとも部分的に内皮細胞非依存性緩和に寄与していると考えられた。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
循環系の基礎医学 

前のページに戻る