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J-GLOBAL ID：201202214534893164   整理番号：12A0892762

染色体移動度の増大は,組換え時のホモロジー検索を促進させる

Increased chromosome mobility facilitates homology search during recombination

著者 (2件)： MINE-HATTAB Judith (Columbia Univ. Medical Center, New York, USA) ,  ROTHSTEIN Rodney (Columbia Univ. Medical Center, New York, USA)
資料名： Nature Cell Biology  (Nature Cell Biology)
巻： 14  号： 5  ページ： 510-517  発行年： 2012年05月 
JST資料番号： W1369A  ISSN： 1465-7392  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： in vivoにおける相同ペアリングの機構を明確にするため,二倍体酵母,Saccharomyces cerevisiae細胞における2つの相同ローカスを標的とし,それらのダイナミックな組織化をDNAの障害の有無の条件下に検討した。どちらのローカスも障害を受けていない場合,ホモロガスローカスは大部分分かれた領域に配置され,それは核の容積のわずか2.7%を占めるのみであった。二重鎖開裂を導入した後では,相同ローカスは10倍も頻度高く共配置されていた。切断染色体の移動度は際だって増大しており,それが核内容積が10倍を超えるほど大きくなっていたことの理由と考えられた。非切断染色体の移動度も増大してはいたが,4倍の大きさを占めるだけであった。染色体移動度の増大がある場合のホモロジー検索モデルとして考えた場合,このモデルでは相同ペアリングが促進していることが明らかになった。また,DNAのダイナミクス増大は,相同組換の初期段階に依存したものであることも分かった。

シソーラス用語： *染色体 ,  移動度 ,  組換 ,  ホモロジー ,  二倍体 ,  Saccharomyces cerevisiae ,  二本鎖DNA切断 ,  相同組換 ,  *DNA結合タンパク質 ,  タンパク質 ,  融合タンパク質
準シソーラス用語： *塩基対合 ,  *RAD51 ,  Sae2

分類 (2件)： 分子遺伝学一般  (EC02010J) ,  生物学的機能  (EB03040U)

タイトルに関連する用語 (3件)： 組換え ,  ホモロジー検索 ,  促進