抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,宅内機器の高度化,クラウドサービスの普及,宅内ネットワークの通信規格が整備されてきたことに加え,Javaベースのサービスプラットフォームを提供するOSGi(Open Service Gateway initiative)標準仕様が整備されたことによって,宅内へクラウドサービスを提供できる環境が整いつつある。提供サービスについても最近は東日本大震災を契機としてHEMS(Home Energy Management System)などのエネルギー管理サービスや電力の需給バランスを確保するデマンドレスポンスサービス等が注目されている。こうした中,宅内とクラウドをつなぐ通信ゲートウェイ装置は宅外と連携した様々なクラウドサービスを提供する機器として重要な役割を担っている。三菱電機では,クラウドサービスを提供するサービス事業者向け通信ゲートウェイを開発した。今回開発した通信ゲートウェイは,多様なクラウドサービスを柔軟に提供可能であること,豊富な宅内インタフェースを備えていること,充実したリモートメンテナンス機能,容易にセキュアな通信が実現できること等の特長を持つ。また,家電制御のためのECHONET Liteソフトウェアを標準装備し,HEMSやBEMS(Building and Energy Management System)等のアプリケーションを,OSGi標準仕様準拠のJavaリソースバンドルとして開発可能とした。本稿では,サービス事業者向け通信ゲートウェイの主な機能と特長,構成技術及びエネルギー管理サービスへの適用例について述べる。(著者抄録)