文献
J-GLOBAL ID:201202214746177337   整理番号:12A0716478

腫瘍遺伝子Krasは同化グルコースの代謝調節を介して膵臓腫瘍を維持する

Oncogenic Kras Maintains Pancreatic Tumors through Regulation of Anabolic Glucose Metabolism
著者 (40件):
資料名:
巻: 149  号:ページ: 656-670  発行年: 2012年04月27日 
JST資料番号: A0707B  ISSN: 0092-8674  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
腫瘍の維持はドライバー腫瘍遺伝子の活動性継続に依存するが,その律速的役割は高度に文脈依存的である。腫瘍遺伝子Kras突然変異は膵管腺癌(PDAC)の特徴的なイベントであり,発癌に決定的な役割を果たす。ここに,誘導性KrasG12D由来PDACマウスモデルにおいて進行性PDACがKrasG12D発現に強く依存していることを明らかにした。トランスクリプトーム解析およびメタボローム解析により,KrasG12Dがグルコースの取込みを刺激し,グルコース中間体をヘキソサミン生合成とペントースリン酸経路(PPP)へ導くことで,腫瘍の代謝制御に重要な役割を果たすことが示された。これら研究からはまた,腫瘍遺伝子Krasがリボース生合成を促進することが明らかとなった。標準的なモデルとは異なり,著者らはKrasG12Dが解糖中間体を非酸化的PPPへ導くことで,リボース生合成がNADP/NADPH介在性の酸化還元制御から分離されることを明らかにした。これらを併せ,本研究からは腫瘍遺伝子Krasのナイーブ腫瘍における代謝改変促進に関わるin vivo機構に関する洞察が提示され,またPDACの治療上の利益に向けて探索し得る潜在的な代謝系標的が解明される。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
発癌機序・因子  ,  消化器の腫よう  ,  生物学的機能 

前のページに戻る