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J-GLOBAL ID：201202214829488750   整理番号：12A0706695

ヒ素置換DNAの加水分解は防御し得るか。その防御は重層相互作用から生じる

Could hydrolysis of arsenic substituted DNA be prevented? Protection arises from stacking interactions

著者 (4件)： WANG Jing (Jackson State Univ., MS, USA) ,  GU Jiande (Jackson State Univ., MS, USA) ,  GU Jiande (Shanghai Inst. Biological Sci., Chinese Acad. Sci., Shanghai, CHN) ,  LESZCZYNSKI Jerzy (Jackson State Univ., MS, USA)
資料名： Chemical Communications  (Chemical Communications)
巻： 48  号： 30  ページ： 3626-3628  発行年： 2012年04月14日 
JST資料番号： D0376B  ISSN： 1359-7345  CODEN： CHCOFS  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ヒ酸とリン酸の幾何学的類似性は,ヒ酸がDNA骨格のリン酸代替物である得ることを示唆している。今回,ジヌクレオシドヒ酸デオキシグアニリル-3′5′-デオキシグアノシン(dGAsdG^-)を用い,ヒ素置換DNAの加水分解反応に対する塩基-塩基スタッキングの効果を検討した。As-DNAの加水分解機構はリン酸の加水分解と類似の付加脱離機構に従った。As-DNAの加水分解は吸熱性であった。DNA一本鎖における近隣塩基間のスタッキングは,水付加段階の活性化エネルギーバリアを増大することによりAs-DNAの加水分解に対する安定性を増大した。As-DNAの塩基スタッキングはエステル生成過程の活性化エネルギーバリアを減少した。塩基スタッキングは,逆反応に適切な立体配座で生成物を固定し得,エステル生成速度を増大した。As-DNAの加水分解安定性はヒ酸ジエステルモデルに基づいて推定したものより高いと推定した。

シソーラス用語： ヒ素 ,  *DNA【核酸】 ,  *加水分解 ,  分子間相互作用 ,  積層構造 ,  一本鎖DNA ,  活性化エネルギー ,  安定性 ,  エステル ,  立体配座 ,  反応速度 ,  *ヒ酸 ,  デオキシリボヌクレオシド ,  プリンヌクレオシド
準シソーラス用語： スタッキング【結晶】 ,  スタッキング相互作用 ,  生成速度

分類 (2件)： 核酸一般  (EB04010U) ,  加溶媒分解  (CF02040X)

物質索引 (1件)： デオキシグアノシン

タイトルに関連する用語 (7件)： ヒ素 ,  置換 ,  DNA ,  加水分解 ,  防御 ,  重層 ,  相互作用