抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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少子高齢化社会においては,ステークホルダーとなる関係者が知恵を絞らない限り,持続的成長は困難である。2009年に新成長戦略が発表されたが,成長を成し遂げるにはイノベーション的発想と行動が求められる。具体例として,1)中国:グローバル化と中国/中国の成長戦略とICT分野/イノベーションと融合/海外進出戦略と中台関係/思考のイノベーション,2)インド:インドにおける成長/インド人の特徴/ICT分野のドライバ/ボリュームゾーン戦略とユニバーサルデザイン,3)地方経済:変化する国境地帯/日本の国境地帯と地方経済のグローバル化/ロシア極東と身近なグローバル化/地方衰退の真偽,を紹介した。新成長戦略においてICTが側面から果す役割は大きいが,通信事業者主導ではなく,様々な業界からのニーズを横通しで凝縮し実現することで成長を促すドライバとなる。通信事業者は世の中の動きに敏感である必要があり,海外で日本の国際競争力向上という観点から何ができるかについて前提条件(リソースの制約など)を考慮する必要がある。先入観や固定観念に縛られた考え方に警鐘を鳴らしつつ,ICTや通信事業者が果すべき役割について考察した。