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J-GLOBAL ID:201202215520501642   整理番号:12A1289131

ショウジョウバエの求愛行動学習でフェロモン応答性を制御するドーパミンニューロン

Dopamine neurons modulate pheromone responses in Drosophila courtship learning
著者 (6件):
資料名:
巻: 489  号: 7414  ページ: 145-149  発行年: 2012年09月06日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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試行錯誤しながらの相互作用を介する学習によって,動物は生得的な行動上の「経験則」を局所環境に適合させることができ,自己の生存と繁殖の可能性を上げている。例えば,学習前の雄のキイロショウジョウバエ(Drosophila melanogaster)は,処女雌にも交尾後雌にも求愛するが,経験を通じて,すでに交尾を済ませた雌に対する無益な求愛は選択的に抑えるようになる。本論文では,求愛学習により,雄が交尾中に雌に付着させるために交尾後雌と処女雌が識別可能になる雄フェロモン,cVA(cis-vaccenyl acetate)に対する反応が強化されることを示す。分離実験から,求愛の不成功によってcVAへの感度が上がるという単純な学習則が示唆される。この学習体験はドーパミン作動性ニューロンの人為的な活性化によって模擬することができ,我々は求愛学習に重要な特定のドーパミン作動性ニューロン群を同定した。これらのニューロンはキノコ体(MB)γ葉を投射先としており,自然および人為的な求愛学習には,MBγニューロンにDopR1ドーパミン受容体が必要である。したがって,本研究によって,ショウジョウバエが生得的な配偶戦略を経験に従って調整する学習則の重要な行動的,細胞的,分子的要素が明らかになる。Copyright Nature Publishing Group 2012
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
個生態学  ,  中枢神経系 

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