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J-GLOBAL ID:201202215784853652   整理番号:12A0742962

ペロブスカイト酸化物ヘテロ構造における八面体結合性の制御:多機能物質発見への新しいルート

Control of octahedral connectivity in perovskite oxide heterostructures: An emerging route to multifunctional materials discovery
著者 (3件):
資料名:
巻: 37  号:ページ: 261-270  発行年: 2012年03月 
JST資料番号: W1595A  ISSN: 0883-7694  CODEN: MRSBEA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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層毎エピタクシーにより,化学的置換に頼らないで八面体ペロブスイカト酸化物の八面体結合性を変化させ,バルクでは得られない物性,電子構造が得られることを述べた。エピタクシー歪,界面結合とコヒーレント超格子形成に焦点を当てて解説した。ABO3ペロブスカイト構造は,CsCl構造のCIサブ格子上のBO6八面体を傾けることにより得られる。BO6八面体回転により種々の構造が得られることを示した。格子不整合による格子歪で,膜の格子定数が変化するばかりでなく,八面体格子回転が起こり,物性が種々変化することを示した。LiAlO3では圧縮二軸歪により八面体の{001}方向を軸とする回転が起こり,引っ張り歪により{110}方向を軸とする回転が起きる。さらに八面体回転伴う新規な相転移,アイソ対称性転移の可能性を示した。またヘテロエピタクシシーにおいて基板の影響で膜の八面体結合性が変化する。界面での八面体結合により基板と異なる格子対称性の膜が安定化する。SrTiO3とLa0.75Sr0.25MnO3の界面では,[110]方向を軸とする回転はなくなり,[001]方向を軸とする回転が増強された。BiFeO3/La0.7Sr0.3MnO3/SrTiO3において,回転抑制により異常な誘電挙動とバンドギャップが狭くなることを報告した。八面体再構成による電子的性質の変化,フォノンにより電気抵抗率が変化する例も示した。さらに,2つの物質から成る短周期のコヒーレント超格子と多層ヘテロ構造において界面八面体結合を最大にし,非平衡の八面体挙動を局所化できる。さらに結合長と結合角を調整できることも示した。
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分類 (1件):
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酸化物薄膜 

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