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J-GLOBAL ID：201202215876324842   整理番号：12A1672997

チベット高原上の中日共同JICA大気観測網(JICA/チベット計画):概観

A China-Japan Cooperative JICA Atmospheric Observing Network over the Tibetan Plateau (JICA/Tibet Project): An Overviews

著者 (5件)： ZHANG Renhe (State Key Lab. of Severe Weather (LaSW), Chinese Acad. of Meteorological Sciences) ,  KOIKE Toshio (Dep. of Civil Engineering, the Univ. of Tokyo) ,  XU Xiangde (State Key Lab. of Severe Weather (LaSW), Chinese Acad. of Meteorological Sciences) ,  MA Yaoming (Inst. of the Tibetan Plateau Res., Chinese Acad. of Sciences) ,  YANG Kun (Inst. of the Tibetan Plateau Res., Chinese Acad. of Sciences)
資料名： Journal of the Meteorological Society of Japan  (Journal of the Meteorological Society of Japan)
巻： 90C  ページ： 1-16 (J-STAGE)  発行年： 2012年 
JST資料番号： G0095A  ISSN： 0026-1165  CODEN： JMSJA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 中国~世界の大気大循環および気候に対するチベット高原の影響の重要性のために,中国と日本の科学者は,JICA計画下で,2005~09年にチベット高原および隣接地域で,特に水蒸気観測に対する統合大気観測系を構築した。当該計画では,予測技術を高めることによって当該地域の気象災害の影響を緩和するように設計された。計画の実行によって高原大気の監視能力を強化した。数値予報技術は数値モデルに測定値を同化させて開発された。観測された地表面エネルギー収支に基づいて,陸面モデルを改良した。高原の降水量日変化が水蒸気と密接に関連する事を示し,潜熱放出は高原渦に対する主な影響因子であった。圏界面の観測季節特徴を解析して,チベット高原上の強い成層圏-対流圏交換の事実を提供し,中国東部の夏雨の年年変動は高原の植生指数と対応することを明らかにした。高原の熱・機械的強制が駆動した半球の循環は東亜の水蒸気輸送だけでなく,全球規模においてもに大きく寄与することを明らかにした。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *大気 ,  *観測網 ,  水蒸気 ,  データ同化 ,  数値予報
準シソーラス用語： JICA ,  チベット高原

分類 (1件)： 気象学一般  (DC05010D)

タイトルに関連する用語 (6件)： チベット高原 ,  共同 ,  JICA ,  大気観測 ,  チベット ,  計画