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J-GLOBAL ID：201202215992019747   整理番号：12A1446362

透水性コラムを用いた海底地盤の安定化工法に関する検討

Study on Improvement Method using Permeable Column for Seabed Stability

著者 (5件)： 山崎浩之 (港湾空港技研) ,  後藤佑介 (港湾空港技研) ,  三浦均也 (豊橋技科大) ,  大塚夏彦 (北日本港湾コンサルタント) ,  小浪岳治 (岡三リビック)
資料名： 港湾空港技術研究所資料  (Technical Note of the Port and Airport Research Institute)
号： 1258  ページ： 21P  発行年： 2012年09月 
JST資料番号： F0375A  ISSN： 1346-7840  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 海底地盤は,波浪作用時に有効応力が減少し,液状化が発生するなど,地盤の安定性が低下することが知られている。本研究は,波浪作用時の海底地盤の安定性を確保するために,透水性コラムを地盤内に敷設して対策する工法について検討したものである。検討は,現地海底地盤に透水性コラムを敷設し,地盤内の間隙水圧を調べ,透水性コラムの効果を調べている。また,透水性コラムを敷設した場合の間隙水圧応答を算定するための数式解の精度を,現地観測結果を用いて確認した。さらに,数式解を用いて,透水性コラムの効果のパラメータ解析を行った。以上の検討から,透水性コラムを用いることにより波浪に対して海底地盤の安定性が向上すること,数式解より得られる結果が適切な精度を有していること,透水性コラムの効果が高くなる透水性コラムに適した条件があることを確認した。(著者抄録)

シソーラス用語： *地盤 ,  波浪 ,  *柱 ,  ポリプロピレン ,  ポリエチレン ,  間隙水圧 ,  解 ,  現場試験 ,  *災害対策
準シソーラス用語： *防災対策 ,  *海底地盤 ,  *液状化対策 ,  *透水性コラム ,  数式解

分類 (2件)： 地盤改良,土質安定処理  (RA07060C) ,  土圧,土の動的性質,地盤の応力と変形  (RA03060A)

引用文献 (9件)：

• 1) 善功企, 山崎浩之, 佐藤泰 : 海底地盤の波浪による液状化-現地観測および解析-, 港湾技術研究所報告, Vol.28, No.3, PP.29-57, 1989.
• 2) 浅原信吾, 三浦均也, 大塚夏彦, 田中隼矢 : 透水性コラムを用いた波浪に対する海底地盤の安定化工法の有限要素法による検討: 土木学会海岸工学論文集, Vol.54, pp.966-970,2007.
• 3) 鉄道建設・運輸施設整備支援機構:-運輸分野における基礎的研究推進制度-平成22年度研究終了課題研究成果報告書, 透水性コラムを用いた港湾施設の波浪に対する安定化工法の開発, 2011
• 4) Kobayashi S., Miura K., Konami T., Otsuka N. and Yamazaki H.: Evaluation of permeability and mechanical property of permeable column material, 9th Inc on Geosynthetics, Brazil, pp.1255-1260,2010.
• 5) 内甑彰人, 三浦均也, 森政信吾, 山崎浩之, 大塚夏彦, 小禄岳治 : 白老港での現地観測による透水性コラム工法の海底地盤対波浪安定化効果の検証, 地盤工学会, 第46回地盤工学研究発表会, pp.913-914,2011.

タイトルに関連する用語 (5件)： 透水性 ,  コラム ,  海底地盤 ,  安定化 ,  工法