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J-GLOBAL ID：201202216043765280   整理番号：12A1081154

光を用いる綿布・パルプの環境調和型漂白技術

著者 (1件)： 大内秋比古 (産業技術総合研 環境化学技術研究部門)
資料名： 光技術コンタクト  (Optical and Electro-Optical Engineering Contact)
巻： 50  号： 7  ページ： 17-23  発行年： 2012年07月20日 
JST資料番号： S0624A  ISSN： 0913-7289  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 漂白技術は繊維や製紙産業において重要である。綿布漂白プロセスを環境調和型プロセスに転換するためには熱反応とは異なる原理の導入が必要であり,光の利用に着目した。本論文では,光を用いる環境調和型漂白技術について述べた。特に,著者らが開発している綿布とパルプの光漂白技術を紹介した。化学反応の特徴,漂白の原理と注意点,綿布の光酸化漂白などを述べた。完全ハロゲンフリー光漂白法を開発し,パルプの光漂白を室温で実行し,綿布とパルプの漂白が塩素系薬剤を用いる漂白法と同等の効率で行えることを示した。使用する薬剤と光の波長を変えることにより,セルロース系以外の材料の漂白も可能である。

シソーラス用語： *漂白 ,  *光化学反応 ,  *綿布 ,  *パルプ ,  環境順応 ,  環境保全 ,  セルロース ,  製紙工業 ,  熱化学反応 ,  光酸化 ,  ノンハロゲン化合物 ,  環境調和 ,  *光退色
準シソーラス用語： ハロゲンフリー ,  環境調和型 ,  *光漂白

分類 (3件)： 光化学反応  (CB08020F) ,  繊維物性一般  (YM02010H) ,  木材化学  (FF05040V)

引用文献 (10件)：

• 1)光化学反応全般については例えば,杉森,磯%危営裳華房,東京,1991.
• 2)(a)大内,灘学会議2010,66,324-329.(b)大内,盈譲置,2007,49,9-11.(c)AOuchi,Me77iandlnternationa7, 2006,12,299-301.(d)大内,繍纖擬学会議2006,59,509-512.
• 3)A. Ouchi, H. Sakai, T. Oishi, T. Hayashi, W. Ando, J. Ito, Green Chem., 2003, 5, 516-523.
• 4)A. Ouchi, T. Obata, T. Oishi, H. Sakai, T. Hayashi, W. Ando, J. Ito, Green Chem., 2004, 6, 198-205.
• 5)従来法のエネルギーは日本染色協会の資料による。

タイトルに関連する用語 (4件)： 綿布 ,  パルプ ,  環境調和型 ,  漂白