抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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血管接合装置の血液適合性の改良は生体材料科学の主要な問題の1つである。ポリエチレンテレフタレート(PET)上での血小板の粘着と活性化の影響を防ぎ,研究するために,非常に非均衡の酸素プラズマを使用した。表面分析法で,酸素プラズマ処理で達成された酸素官能基の導入によって,PETの表面特性が疎水性から親水性に変わることが確認された。また,プラズマによって表面形態が変更され,PETの表面粗さが増加した。そのような表面改質は血小板の粘着と活性化に著しい効果を持つことが認められた。PET表面を非常に非平衡なプラズマへ短い時間でも曝露すると,主に酸素の表面官能化を通して血小板の付着と活性化が減少した。しかしながら,プラズマ処理の影響は時間と共に減少し,多くの酸素官能基は3時間の経時変化で表面から失われた。プラズマ処理したPETの経時変化は貯蔵条件で非常に影響を受けた。したがって,この研究の主な目的は空気中,脱イオン水中,リン酸緩衝生理食塩水中でのPETの貯蔵後の血小板の粘着へのこれらの経時変化の影響を研究することにあった。表面の分析によると,空気中で貯蔵された試料で付着した血小板の数が最も少なく,これが最小の経時変化効果を示した。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.