文献

J-GLOBAL ID：201202216097529833   整理番号：12A1444182

UHF帯パッシブ型RFIDを用いる屋内位置推定アルゴリズムの提案

著者 (6件)： 白石剛大 (東京工科大 大学院バイオ・情報メディア研究科) ,  白石剛大 (日本システムワープ) ,  小室信喜 (千葉大 大学院融合科学研究科) ,  上田裕巳 (東京工科大 大学院バイオ・情報メディア研究科) ,  河西宏之 (東京工科大 大学院バイオ・情報メディア研究科) ,  坪井利憲 (東京工科大 大学院バイオ・情報メディア研究科)
資料名： 電子情報通信学会論文誌 B  (IEICE Transactions on Communications (Japanese Edition))
巻： J95-B  号： 10  ページ： 1302-1312  発行年： 2012年10月01日 
JST資料番号： S0622C  ISSN： 1344-4697  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本論文では,UHF帯RFID(Radio Frequency IDentification)を用いる屋内位置推定法を検討している。本システムでは,ユーザが一つのリーダをもち,パッシブ型タグが天井に等間隔に貼り付けられ,読み取られたタグのパターンからリーダの位置を推定する。重心法による位置推定及びクラスタ法の二つのシンプルなアルゴリズムを提案した。特に,クラスタ法はマルチパス成分によって遠方のタグが読まれる影響を排除するための方式であり,実験及びレイトレースシミュレーションによってこれらの方式の推定精度を評価した。また,シミュレーションにより提案手法のタグ配置間隔,リーダのアンテナ放射パターン,許容減衰量の3点に関する最適化を検討した。その結果,クラスタ法は推定誤差を低減できることを示した。また,シミュレーションでは,クラスタ法と最適化されたパラメータを用いることにより,位置推定誤差100cm程度が実現できることを明らかにした。(著者抄録)

シソーラス用語： *推定 ,  *RFID ,  UHF【周波数】 ,  レンダリング ,  誤差
準シソーラス用語： *位置推定 ,  パッシブRFID ,  レイトレーシング法 ,  推定誤差

分類 (1件)： 電子航法一般  (ND14010O)

引用文献 (28件)：

• 徳田英幸, “ユビキタスサービスとネットワーク社会の到来に向けて,”情処誌, vol.45, no.9, pp. 900-906, Sept.2004.
• S. Ito and N. Kawaguchi,“Wireless LAN based hybrid positioning system using Bayesian interference and access point selection,” IEEJ, vol.126, no.10, po.1210-1220, Aug.2006.
• 南 正輝, 森川博之, 青山友紀, “超音波を用いた自律分散型位置検出システムの設計と実装,”信学論 (A), vol. J88-A, no.12, pp. 1432-1441, Dec.2005.
• Ekahau Positioning Engine, http://www.marubeni-sys.com/network/ekahau/epe-gaiyou2.html
• 波多野裕之, 山里敬也, 岡田啓, 片山正昭, “レーダネットワークにおけるMMSEを用いた障害物の位置推定,”信学論 (A), vol, J88-A, no.12, pp. 1456-1459, Dec.2005.

タイトルに関連する用語 (6件)： UHF帯 ,  パッシブ ,  RFID ,  屋内位置推定 ,  アルゴリズム ,  提案