抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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屠殺中の微生物混入を管理する原則は衛生プロセスに基づいている。屠殺場技術の選択と個々の運営の実施はどちらも最終製品への微生物負荷を最小化する第一目標に近づけるべきである。それにもかかわらず,最善の屠殺場衛生手法を適用した時でも死体への微生物混入を完全に防ぐことは営利的条件下では達成不可能である。したがって,追加の管理介入,例えば汚染除去処理によって死体への微生物負荷をさらに低下させることが一部の条件で必要かもしれない。家禽死体または水,蒸気および化学溶液(例えば,乳酸または酢酸,塩素-ベース化合物,塩化セチルピリジニウムおよびリン酸三ナトリウム)などに処理を実施し,0.6~3.8logユニットという全体的な微生物低下ができた;一部の化学物質(例えば塩化化合物)の抗微生物活性は有機物の存在で低下する。獣皮(剥皮前)および/またはウシ死体の汚染除去処理によってSalmonellaが<0.7~5.1logユニットで低下した。ブタ死体の汚染除去によるSalmonella感染率低下達成は少なくとも2倍になるとみられる。屠殺から包装作業中に複数の汚染除去処理を連続して適用した時に最終的な死体と食肉に対する全体的なSalmonellaの低下が有意に改善できた。検証や監査が実施される危害分析・重要管理点(HACCP)-ベース食品安全システムの一部として汚染除去介入を検証し考慮すべきであること,また良好な衛生および適切な衛生手法の代替として利用すべきではないことに特に言及することが重要である。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.