文献

J-GLOBAL ID：201202216186466306   整理番号：12A1353383

ホスホン酸モノエステルリンカによる金属有機骨格の水安定性増強

Enhancing Water Stability of Metal-Organic Frameworks via Phosphonate Monoester Linkers

著者 (4件)： TAYLOR Jared M. (Univ. Calgary, Alberta, CAN) ,  VAIDHYANATHAN Ramanathan (Univ. Calgary, Alberta, CAN) ,  IREMONGER Simon S. (Univ. Calgary, Alberta, CAN) ,  SHIMIZU George K. H. (Univ. Calgary, Alberta, CAN)
資料名： Journal of the American Chemical Society  (Journal of the American Chemical Society)
巻： 134  号： 35  ページ： 14338-14340  発行年： 2012年09月05日 
JST資料番号： C0254A  ISSN： 0002-7863  CODEN： JACSAT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本報では,リンカとしてホスホン酸モノエステル(RPO₂OR′)利用による金属有機骨格(MOF)水安定性増強で,水熱法により新しいMOF,ホスホン酸モノエステルを含むバリウムテトラエチル-1,3,6,8-ピレンテトラホスホナート(CALF-25)を合成した。MOFは,三次元構造で,配位子からのエチルエステル基に覆われた4.6Å×3.9Å長方形一次元孔を含む。極性で酸性のバリウムホスホン酸エステル基盤に関わらず,CH₄,CO₂,H₂Oの小さな吸着熱(各14.5,23.9,45kJ・mol-1)で決定したように,エチルエステル基の存在は実際に孔を疎水性にする。孔内のエチルエステル基は,強い湿り条件(相対湿度90%,353K)への曝露後も留まる結晶度と多孔度と共に,水蒸気による分解からCALF-25を保護する。MOF構造へのリンカとしてのホスホン酸エステル利用は,反応動力学的遮断により加水分解に影響され易い配位基盤を保護する方法を提供した。

シソーラス用語： *ホスホン酸エステル ,  *安定性 ,  *加水分解 ,  *強化 ,  水熱合成 ,  構造 ,  吸着熱 ,  疎水性 ,  湿潤 ,  相対湿度 ,  結晶度 ,  空隙率 ,  水蒸気 ,  バリウム錯体
準シソーラス用語： *配位重合体 ,  *リンカ ,  *化学安定性 ,  *金属-有機骨格 ,  三次元構造 ,  湿り ,  水熱法 ,  *増強 ,  多孔度

分類 (4件)： 高分子と低分子との反応  (CG03020L) ,  有機金属化合物一般  (CF09010N) ,  配位化合物一般  (CE01010G) ,  有機りん化合物  (CF08040N)

物質索引 (1件)： ピレン-1,3,6,8-テトライルテトラキス(ホスホン酸エチル)

タイトルに関連する用語 (7件)： ホスホン酸 ,  モノエステル ,  リンカ ,  金属有機骨格 ,  水 ,  安定性 ,  増強