シュードモナス種における異なる位置特異性を持つヘムオキシゲナーゼの多様な構成

GISK Bjoern; WIETHAUS Jessica; ARAS Marco; FRANKENBERG-DINKEL Nicole

文献

J-GLOBAL ID：201202216339757755 整理番号：12A0905397

シュードモナス種における異なる位置特異性を持つヘムオキシゲナーゼの多様な構成

Variable composition of heme oxygenases with different regiospecificities in Pseudomonas species

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資料名：
巻： 194 号： 7 ページ： 597-606 発行年： 2012年07月
JST資料番号： A0450A ISSN： 0302-8933 CODEN： AMICCW 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：ドイツ (DEU) 言語：英語 (EN)

ヘムオキシゲナーゼ(HO)はヘムを分解し鉄,一酸化炭素,ビリベルジン(BV)の4つの異性体のうちの1つを得る。Pseudomonas aeruginosa PAO1はこれまでのところ異なる位置特異性を持つ2種類のHOであるBphOおよびPigAを持つ唯一の生物である。BphOがヘムを分解しBV IXαだけを得るのに対し,PigAはBV異性体のIXβとIXδを生成する。筆者らは多様なシュードモナス菌株において生物情報学的にHOと推定されるものを探し,その酵素の機能性を調べ,位置特異性を決定した。驚くべきことに,P.aeruginosaのHOと高いアミノ酸配列の相同性を持っていても全ての場合でHOの位置特異性を正確に予測するには不十分であった。筆者らの結果に基づくと,シュードモナス菌株はBphOまたはPigA,もしくはどちらも含むというHO構成で異なっている。bphOがあるということは,少なくとも1つはバクテリア型のフィトクロムをコードしている遺伝子が同時に存在する。このことはBV IXαだけでフィトクロム発色団として十分であるということを示唆している。それとは対照的にpigA遺伝子は鉄利用に関わる遺伝子クラスターに配置されており,PigAの鉄獲得での役割を示唆している。しかしながら,少なくともPigAを持たない菌株ではPigAの機能はおそらくBphOによって補完されている。ホモロジー解析と遺伝子の環境の解析の組み合わせだけで,シュードモナスのHOの位置特異性に関する信頼性の高い予測に適切である。Copyright 2012 Springer-Verlag Translated from English into Japanese by JST.

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酵素一般 , 酵素生理

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