文献
J-GLOBAL ID:201202216405280531   整理番号:12A0682485

20MnCr5の製造時に歪みポテンシャルが発達する可能性に関する実験的研究

Experimental investigation concerning the development of distortion potential during the production of 20MnCr5
著者 (2件):
資料名:
巻: 43  号: 1/2  ページ: 63-67  発行年: 2012年01月 
JST資料番号: C0781A  ISSN: 0933-5137  CODEN: MATWER  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本報は共同研究センタ「歪みエンジニアリング」の一環で行われた研究成果である。20MnCr5製シャフトが歪む現象についてすでに多くの研究があり,歪みは凝固および熱間圧延の間に発生することがわかっている。本報では主として,1)熱間圧延工程でのマクロ組織の発達,2)縞状組織の相変態,について報告する。1)については,まず,鋳造ブルームは,連続鋳造,平板成形-V字成形-円形成形という熱間圧延工程,を経て直径25mmの棒に加工される。偏析は連続鋳造工程で生じることが知られており,鋳造ブルームの断面は,中心部の偏析領域,粗粒の矩形領域,および結晶粒が微細な領域,の3つの領域からなる。製造工程でのマクロ組織の変化について述べた。2)については,縞状組織をX線マイクロアナライザで元素分析したところ,Cr,Mnに変動が見られた。そこで,Cr,Mn量が少ない20MnCr5鋼とCr,Mnが比較的多い20MnCr5鋼の2メルトをスプレーフォーミングで製造した。この方法だと化学組成が均一になるからである。そして変態挙動を,880°Cおよび1050°Cから焼き入れたときの長さの変化によって調べた。880°Cの場合には,2メルトで変態温度に違いが見られなかったが,変態ひずみに異方性が現れた。1050°Cから焼入れたときには2メルトとも,異方性は現われなかった。880°Cの時にはオーステナイト化が完全ではなかったことが原因であった。つまり,Cr,Mnの成分量によっては880°Cでオーステナイト化率が100%でなくなり,変態ひずみに異方性が現れたことになる。1),2)より,シャフトのサイズおよび形状変化は,凝固に依存することおよびオーステナイト化率に影響を受けることがわかった。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
熱処理技術  ,  変態組織,加工組織 
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る