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J-GLOBAL ID：201202216436746431   整理番号：12A0591898

木曽山脈の削剥史とそのテクトニックな解釈:低温領域の熱年代学による制約

Denudation history of the Kiso Range, central Japan, and its tectonic implications: Constraints from low-temperature thermochronology

著者 (7件)： SUEOKA Shigeru (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  KOHN Barry P. (Univ. Melbourne, Victoria, AUS) ,  TAGAMI Takahiro (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  TSUTSUMI Hiroyuki (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  HASEBE Noriko (Kanazawa Univ., Kanazawa, JPN) ,  TAMURA Akihiro (Kanazawa Univ., Kanazawa, JPN) ,  ARAI Shoji (Kanazawa Univ., Kanazawa, JPN)
資料名： Island Arc  (Island Arc)
巻： 21  号： 1  ページ： 32-52  発行年： 2012年03月 
JST資料番号： W0485A  ISSN： 1038-4871  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オーストラリア (AUS)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 約0.8Ma以降に隆起した断層地塊山地である木曽山脈の削剥史や削剥速度分布を,フィッション・トラック法(FT法)及び(U-Th-Sm)/He法(He法)によって求めた。9地点のジルコンFT年代(59.3-42.1Ma),18地点のアパタイトFT年代(81.93-2.3Ma),13地点のアパタイトHe年代(36.7-2.2Ma)が得られた。アパタイトによる年代値はジルコンFT年代に匹敵する古い年代のグループと,<18Maの若い年代のグループに分けられる。若い年代は木曽山脈の隆起に伴う削剥を反映していると考えられ,0.8Ma以降の削剥速度として1.3-4.0mm/yrが見積もられた。古い年代は隆起開始以前の長期に渡る準平原化(平均削剥速度:<0.1mm/yr)の反映と考えられる。

シソーラス用語： *フィッション-トラック法年代測定 ,  *第三紀 ,  燐灰石 ,  ジルコン ,  *長野県 ,  *侵食作用 ,  *隆起運動
準シソーラス用語： 削剥作用

分類 (2件)： 年代測定  (DD01050W) ,  構造地質学・テクトノフィジクス一般  (DE04010C)

タイトルに関連する用語 (4件)： 木曽山脈 ,  低温 ,  熱年代学 ,  制約