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J-GLOBAL ID:201202216749158263   整理番号:12A0250238

ビンクリスチンで前処理した胃癌細胞株SGC7901における癌幹細胞の同定

Identification of Cancer Stem Cells in Vincristine Preconditioned SGC7901 Gastric Cancer Cell Line
著者 (12件):
資料名:
巻: 113  号:ページ: 302-312  発行年: 2012年01月 
JST資料番号: D0326B  ISSN: 0730-2312  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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癌幹細胞(CSC)は自己再生と分化の特性を持つ癌細胞の亜集団であるが,in vitroにおける胃のCSCの特性は直接的に観察されていない。本研究では,ビンクリスチンで前処理することにより胃癌細胞株SGC7901から癌幹細胞様細胞(CSLC)を得るための方法について検討した。CSLCは,間葉系マーカーのSnail,Twistおよびビメンチンの上方制御と上皮系マーカーのE-カドヘリンの下方制御を含む間葉細胞の特性を示した。マトリゲルによる分化アッセイにより,CSLCは分化した胃腺窩に似た2次元のチューブ様および3次元の複雑なルーメン様の構造を形成することが示された。細胞の分化の特性は,透過電子顕微鏡および胃腸管遺伝子CDX2およびSOX2の上方制御によっても認められた。CSLCは親細胞に比べて非対称な分裂を介して自己再生できること,CSLCではCD44,CD90およびCXCR4の発現がmRNAレベルで増加することが分かった。薬物感受性アッセイと異種移植片実験により,CSLCはin vivoにおいて多剤耐性と高い腫瘍形成性を示すことが示された。以上より,VCRで前処理したSGC7901細胞株から,高い腫瘍形成性と自己再生と分化能を持つ胃のCSCが生成することが示された。
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分類 (2件):
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細胞構成体一般  ,  発癌機序・因子 
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