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J-GLOBAL ID：201202216764877691   整理番号：12A1444616

DREFはDrosophilaの細胞と生命体の成長に必要であり,栄養/mTOR経路の下流で機能する

DREF is required for cell and organismal growth in Drosophila and functions downstream of the nutrition/TOR pathway

著者 (2件)： KILLIP L.e. (Dep. of Biochemistry and Molecular Biology, and Clark H. Smith Brain Tumour Centre, Southern Alberta Cancer Res. ...) ,  GREWAL S.s. (Dep. of Biochemistry and Molecular Biology, and Clark H. Smith Brain Tumour Centre, Southern Alberta Cancer Res. ...)
資料名： Developmental Biology  (Developmental Biology)
巻： 371  号： 2  ページ： 191-202  発行年： 2012年11月15日 
JST資料番号： C0522A  ISSN： 0012-1606  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 栄養分は動物の成長の重要な決定因子である。保存されたインスリンPI3KキナーゼとTORキナーゼシグナル経路は,栄養条件に対する反応における細胞と組織の成長の最も良く特性化された調節因子のうちの2つである。Drosophila幼生における研究によると,これらの経路が成長を駆動する一つの機構は,代謝遺伝子,特にタンパク質合成に必要な遺伝子の調節である。ここで筆者等はこれらの転写および成長反応の幾つかを仲介する転写因子DREFの役割を調べた。DREFの喪失は生命体の成長の減少を引き起こした。これらの効果は細胞自律的成長にDREFの機能が必要であることに部分的に起因した。幼生の脂肪体におけるDREF活性の非自律的な役割も見出した。先行研究は脂肪体におけるTORの活性化が栄養摂取と脳からのインスリン放出を共役させることを示している。筆者等は脂肪体におけるDREFの阻害が栄養枯渇と脂肪特異的なTORの阻害の効果を表現型模倣し,全身的なインスリンシグナリングの減少と,幼生の成長の遅延,そして最終的なサイズの減少を引き起こすことを見出した。上位性分析によると,DREFはTORの下流の成長に必要であるが,インスリン/PI3Kシグナリングには必要ではなかった。TORは,部分的に転写因子dMycを介してDREF mRNAのレベルを制御できた。DREFは多くのリボソーム生合成遺伝子の正常な発現に必要であった。このことは,DREFが成長に必要とされる一つの機構は,タンパク質合成能の制御を通じてであることを示唆する。本結果は,DREFがDrosophilaの発生の間の細胞と組織の成長の栄養上の制御における必須の転写因子であることを示唆する。DREFが保存されていることを考えると,この役割は他の動物の成長の制御においても重要であるかも知れない。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： ショウジョウバエ ,  *セリン/トレオニンキナーゼ ,  タンパク質 ,  *転写因子 ,  *成長 ,  生合成 ,  癌タンパク質 ,  細胞情報伝達 ,  細胞生理 ,  代謝
準シソーラス用語： *TOR ,  *DREF ,  リボソーム生合成 ,  Myc ,  遺伝子発現調節 ,  細胞代謝

分類 (2件)： 成長  (EJ16030H) ,  生物学的機能  (EB03040U)

タイトルに関連する用語 (9件)： DREF ,  Drosophila ,  細胞 ,  生命 ,  成長 ,  栄養 ,  mTOR ,  経路 ,  下流