文献

J-GLOBAL ID：201202216790711602   整理番号：12A0684076

3次元せん断挙動に影響を及ぼす中間主応力に関する個別要素法による数値実験

NUMERICAL EXPERIMENTS BY DEM ON INTERMIDIATE PRINCIPAL STRESS AFFECTING 3D SHEAR BEHAVIOR

著者 (1件)： 鈴木輝一 (埼玉大学大学院 理工学研究科)
資料名： 土木学会論文集 C(地圏工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. C (Geosphere Engineering) (Web))
巻： 68  号： 2  ページ： 251-259 (J-STAGE)  発行年： 2012年 
JST資料番号： U0104A  ISSN： 2185-6516  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： せん断挙動に影響を及ぼす要因として種々の要因があるが,一般的な3次元挙動では中間主応力の相対的大きさを考慮することも重要となる.本論文では,球形粒子による密な試料を用い,特に構成則の構築に必要な主偏差ひずみに着目して,室内実験とDEM数値実験との定性的比較,および,巨視的挙動と微視的挙動との関連等について検討を行った.その結果,正規化塑性仕事・等価塑性偏差ひずみ関係は,b値に関して厳密にはユニークにはならないこと,相対的に接触力が大きな接触点の方向性とb値による拘束の両方に起因して主偏差ひずみの線形関係からの逸脱が表れること,数値実験結果とLade and Duncanの破壊基準がよく一致していること,配位数,塑性体積ひずみ,等価塑性偏差ひずみとの間にユニークな関係があることなどを明らかにした.(著者抄録)

シソーラス用語： 剪断 ,  *主応力 ,  *個別要素法 ,  粒子 ,  歪 ,  b値【地震】 ,  実験 ,  三次元
準シソーラス用語： 球形粒子 ,  主偏差ひずみ ,  数値実験 ,  中間主応力

分類 (1件)： 土の圧縮,圧密,せん断,地盤沈下  (RA03050P)

引用文献 (27件)：

• 1) Cundall, P. A. and Strack, O. D. L. : A discrete numerical model for granular assemblies, Géotechnique, Vol. 29, No. 1, pp. 47-65, 1979.
• 2) Bardet, J. P. and Proubet, J. : A numerical investigation of the structure of persistent shear bands in granular media, Géotechnique, Vol. 41, No. 4, pp. 599-613, 1991.
• 3) 中瀬仁,安中正,片平冬樹,與野俊也:平面ひずみ圧縮試験に対する個別要素法の適用,土木学会論文集,No. 454/III-20, pp. 55-64, 1992.
• 4) 松岡元,山本修一:個別要素法による粒状体のせん断機構の微視的考察,土木学会論文集,No. 487/III-26, pp. 167-175, 1994.
• 5) 木山英郎,藤村尚:カンドルの離散剛要素法を用いた岩質粒状体の重力流動の解析,土木学会論文集,No. 333,pp. 137-146, 1983.

タイトルに関連する用語 (5件)： 3次元 ,  せん断挙動 ,  中間主応力 ,  個別要素法 ,  数値実験