抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
鹿島旧本社ビルのデザインを継承した,賃貸オフィス,賃貸住宅,店舗からなる超高層複合ビル計画である。フレキシブルかつ更新性に優れたオフィス事務室の計画はこれからのオフィスの理想的形態を模索し,テナントオリエンテッドをコアコンセプトとした。柱をなくしてオフィスレイアウトの自由度を高めること,室内コミュニケーション活性化のために物理的距離が最小になる正方形に貸室形状を近付けることが求められた。環境配慮の取り組みとして,ハード・ソフト両面からさまざまな環境配慮技術を採用し,賃貸ビルとしては最高レベルの省エネルギー・省CO2対策を実施した。年間直選日射の室内への進入を75%カットするアウトフレーム構造体の庇効果,超高性能Low-Eペアガラスとブラインド制御システムの採用による空調負荷の低減,CO2排出量の最小化を目指した高効率熱源機器の採取熱源システムの構築など,さまざまな環境配慮技術を導入した結果,従来の空調方式と比べ35%程度の省エネルギー・省CO2を実現した。