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J-GLOBAL ID:201202216872338675   整理番号:12A1065963

組換酵母Saccharomyces cerevisiaeにおけるB型肝炎表面抗原S領域の安定生産に及ぼすTrx2p及びSec23p発現の効果

Effects of Trx2p and Sec23p expression on stable production of hepatitis B surface antigen S domain in recombinant Saccharomyces cerevisiae
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巻: 160  号: 3-4  ページ: 151-160  発行年: 2012年08月31日 
JST資料番号: A0456C  ISSN: 0168-1656  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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B型肝炎ウイルス表面抗原(sHBsAg)のS領域はウイルス感染に対するワクチン開発にとって主成分である。組換Saccharomyces cerevisiaeにおけるsHBsAgの安定な遺伝子発現用に,外来蛋白質発現に必要な新規補助的遺伝子をDNAマイクロアレイでスクリーニングした。興味のある600個の遺伝子の中でも,Hsp90(Aha1p)に対してATPアーゼの活性化蛋白質やS.cerevisiae DnaJ蛋白質(Scj1p),チオレドキシン2(Trx2p),Pdi1pと同様にGTPase活性化蛋白質に特異的なSar1蛋白質(Sec23p)をコードする遺伝子類はトランスクリプトーム解析で選ばれ,これらはジスルフィド結合の形成を促進または分泌経路における蛋白質輸送を誘導することが知られている。SEC23やTRX2,PDI1の各組合せ発現sHBsAgだけを発現する対照株に比較して,総sHBsAg濃度は1.9~6.5倍に増加した。さらに,中程度のKex2pプロテアーゼ発現は総sHBsAgに標準のsHBsAg部分を強化するシグナルペプチドを遮断できた。sHBsAgやSEC23,PDI1,KEX2の遺伝子類を共発現するS.cerevisiae 2805株の流加発酵は対照よりも5.6倍高いsHBsAg最終濃度70.6mg/Lをもたらした。酵母細胞の透過型電子顕微鏡分析はsHBsAgの細胞内局在における補助的遺伝子の共発現の影響を明らかにした。PDI1同様に本研究で新たに単離されたSEC23及び/又はTRX2の共発現はS.cerevisiaeにおける標的蛋白質の発現を改善することが期待される。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
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遺伝子発現  ,  微生物,組織・細胞培養による物質生産一般  ,  ウイルスの生化学 

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