文献

J-GLOBAL ID：201202216875095994   整理番号：12A1064571

空間的にパターン化された遺伝子発現のための表面での粘着性アデノ随伴ウイルスのドローイング

Drawing Sticky Adeno-Associated Viruses on Surfaces for Spatially Patterned Gene Expression

著者 (6件)： KIM Eunmi (Yonsei Univ., Seoul, KOR) ,  SONG In Taek (KAIST, Daejeon, KOR) ,  LEE Slgirim (Yonsei Univ., Seoul, KOR) ,  KIM Jung-Suk (Yonsei Univ., Seoul, KOR) ,  LEE Haeshin (KAIST, Daejeon, KOR) ,  JANG Jae-Hyung (Yonsei Univ., Seoul, KOR)
資料名： Angewandte Chemie. International Edition  (Angewandte Chemie. International Edition)
巻： 51  号： 23  ページ： 5598-5601  発行年： 2012年 
JST資料番号： H0127B  ISSN： 1433-7851  CODEN： ACIEAY  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 哺乳類細胞の遺伝子発現を空間的に制御する能力を持つ非常に簡便で多目的な遺伝子デリバリーのin vitroシステムを開発した。Mytilus edulisの特殊な接着性蛋白質の重要な残基であるカテコールをヒントに,ポリ(エチレンイミン)-カテコール(PEI-C)とアデノ随伴ウイルス(AAV)ベクターの複合体を形成して表面に安定に付着する粘着性の高いウイルスを作成した。AAV/PEI-Cベクターの細胞への直接的添加は,非修飾ベクターに比べて細胞形質導入を著しく増大することを見出した。粘着性ウイルスベクタはマイクロピペットをペンとして用いた基板へのウイルスパターン作成が可能であり,パターンに沿ってPC12細胞の神経突起伸長を誘導する神経成長因子(NGF)のような可溶性神経栄養因子の濃度勾配形成に有用であった。この「遺伝子-ベクタードローイング」技術は多くの時間と労力を要する複数のステップを迂回し,複雑な組織を確立するための遺伝子発現を制御する多目的のプラットフォームを可能にする。

シソーラス用語： *アデノ随伴ウイルス ,  形態形成 ,  成長 ,  軸索 ,  PC12細胞 ,  神経栄養因子 ,  *遺伝子導入 ,  実験用器具 ,  *ベクター ,  ポリエチレンイミン ,  複合体 ,  多価フェノール
準シソーラス用語： *ウイルスベクター ,  マイクロピペット ,  *遺伝子デリバリーシステム ,  遺伝子発現制御 ,  神経突起伸長

分類 (1件)： 遺伝子操作  (EC02050B)

物質索引 (1件)： カテコール

タイトルに関連する用語 (3件)： 遺伝子発現 ,  粘着性 ,  アデノ随伴ウイルス