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J-GLOBAL ID:201202216888300708   整理番号:12A0620749

中央アルプス南部における部分溶融の際のアラナイトの挙動

Allanite behaviour during incipient melting in the southern Central Alps
著者 (6件):
資料名:
巻: 84  ページ: 433-458  発行年: 2012年05月01日 
JST資料番号: C0062A  ISSN: 0016-7037  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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中央アルプス(スイス南部,イタリア北部)の第三紀バロウ型シーケンスからのミグマタイトにおいて,部分溶融に対するアラナイトの応答を調べた。変成花崗岩類及び優白質部から採取した複合アラナイト粒子は継承及び新たな鉱物成長を記録していた。変成花崗岩類の高Th/Uアラナイトコアのイオンマイクロプローブ年代測定はペルム紀の年代を示し,プロトリス包有物のマグマ結晶化年代と合致する。対照的に,変成花崗岩類及び優白質部の低Th/Uのアラナイト被覆成長及び弱い帯状構造のアラナイトは30±4と20±5Maの間のアルプスのU-Pb切片年代を示し,バロウサイクルの際のアラナイト生成の年代である。主要及び副次鉱物のREE組成はアルプスのアラナイトが低温メルトの存在下で結晶化したことを示す。ミグマタイト中では新たなアラナイトの成長は稀であるが,アルプスサイクルの際の成長を記録している。したがって,アラナイトのU-Th-Pb同位体は低温の部分溶融の年代測定に関してジルコンと相補的なアプローチとなる可能性がある。高Thのマグマ性アラナイトの年代測定にはTh-Pb年代が有利であるが,アラナイト被覆成長のU-PbとTh-Pb年代が異なる可能性があり(最大で25%),低Thアラナイトの結晶化年代の良い推定のためには両方の同位体系を比較する必要がある。ミグマタイト化の際の角閃岩相変成(T=620~700°C)にも関わらず,プロトリスのアラナイトは最初の年代を保持しており,Pb閉鎖年代に対する強い制約となる。マグマ性のアラナイトは初生の(放射起源でない)Pbを<30%含み,ミグマタイト中のアラナイトでは初生Pbが20~70%,サブソリダスのアラナイトでは初生Pbが>60%である。したがって,初生Pbはアラナイト生成の際のメルトの量のセンサーとして有用である可能性がある。アラナイト被覆成長のPb同位体組成は前駆アラナイトから継承した放射起源Pbが≦5%であり,アルプスの部分溶融期間におけるPb同位体の効率的な再分配及び均一化を示唆する。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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年代測定  ,  岩石成因論  ,  地球化学に関する年代測定 
タイトルに関連する用語 (4件):
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