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J-GLOBAL ID:201202216923080996   整理番号:12A1530708

Wnt/β-カテニンシグナル伝達の活性化により媒介されるブシ属塊茎抽出物の発毛促進作用

Hair growth-promoting effect of Aconiti Ciliare Tuber extract mediated by the activation of Wnt/β-catenin signaling
著者 (10件):
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巻: 91  号: 19-20  ページ: 935-943  発行年: 2012年11月02日 
JST資料番号: B0699B  ISSN: 0024-3205  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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Wnt/β-カテニン信号伝達経路の活性化は,バルジ幹細胞を刺激することにより毛包の形態形成に重要な役割を果たしている。本研究は,天然物由来のWnt/β-カテニン信号伝達経路の活性体を得ること,この活性体はマウスの発育相の発毛を誘導できるかどうかを確認することであった。Wnt/β-カテニン信号伝達経路を活性化する物質を同定するため,800種類の天然物抽出物をpTOPFlashアッセイおよび神経前駆細胞(NPC)分化アッセイを用いてスクリーニングした。選択した抽出物は,ヒト不死化毛乳頭細胞(iDPC)のアルカリホスファターゼ(ALP)活性,およびiDPCと不死化ラット鼻毛DPC(RvDP)の増殖に及ぼすその作用についてさらに試験した。最終的に,発毛促進効果は,C57BL/6マウスの背部皮膚で評価した。ブシ属塊茎(ACT)抽出物は,pTOPFlashアッセイとNPC分化アッセイの両方で最も活性な物質であった。それは,増殖刺激条件(塩基性線維芽細胞増殖因子:bFGF)下でもNPC細胞の分化を促進した。それは,またiDPCのALP活性と増殖を用量依存的様式で増加し,C57BL/6マウスの発育相の発毛誘導を刺激した。これらの結果は,ACT抽出物は,β-カテニンの転写を増強することによって,Wnt/β-カテニン信号伝達経路を活性化し,毛乳頭細胞の幹細胞活性の活性化を介して発毛誘導を促進する可能性を秘めていることを示唆する。このことは,Wnt/β-カテニン信号伝達経路の活性化およびマウスの発育相の発毛誘導を誘発することによる脱毛予防におけるACT抽出物の利点を示す初めての報告である。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
生薬の薬理の基礎研究  ,  皮膚の基礎医学  ,  細胞生理一般 

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