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J-GLOBAL ID：201202216925343633   整理番号：12A0962253

マイクロバブルクーラントの研削液浄化効果

著者 (4件)： 二ノ宮進一 (日本工大) ,  清水俊晴 (ヤマザキマザック) ,  岩井学 (富山県大) ,  鈴木清 (日本工大)
資料名： 砥粒加工学会誌  (Abrasive Technology)
巻： 56  号： 7  ページ： 465-469  発行年： 2012年07月01日 
JST資料番号： L0473A  ISSN： 0914-2703  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 直径20μm~50μmの微細な気泡であるマイクロバブルを含有する加工液を各種除去加工に適用したマイクロバブルクーラント法は,穴あけ,旋削加工および研削加工に適用すると工具寿命を向上させ得ることなどの効果が期待される。本研究では,加工液中に含まれる微細切りくずや摺動油の分離効果および細菌の除去効果などマイクロバブルクーラントが持つ浄化効果について検討した。あらかじめ細菌を発生させた水溶性研削液中でマイクロバブルクーラントを5~30分間循環させた後,細菌検出器に採取したサンプルを37°Cの恒温器内で24時間放置した結果,加工液中に1×10⁶個/ml存在していた細菌はほとんど消滅し,1ケ月近く経過しても細菌が発生しないことを明らかにした。また,マイクロバブルは加工液中の微細な切りくずや遊離砥粒および摺動油を吸着して液面に浮上させ,分離できる作用を持つことから,加工液を容易に浄化できることがわかった。(著者抄録)

シソーラス用語： 気泡 ,  水 ,  *切削油 ,  水溶性 ,  冷媒 ,  旋削 ,  研削 ,  *浄化 ,  除菌 ,  微生物汚染 ,  切り屑 ,  砥粒 ,  浮上法 ,  油分離 ,  穴あけ
準シソーラス用語： マイクロバブル ,  *マイクロバブルクーラント ,  マイクロバブル水 ,  *研削液 ,  遊離砥粒

分類 (2件)： 研削  (QC03000R) ,  廃水処理  (QA01093R)

引用文献 (7件)：

• 1) 鈴木清,二ノ宮進一,岩井学,植松哲太郎ほか:マイクロバブルクーラントによる切削加工,精密工学会秋講演論文,(2004)101.
• 2) 岩井学,二ノ宮進一,植松哲太郎,鈴木清ほか:マイクロバブルクーラントによる旋削加工,精密工学会秋講演論文,(2006)447.
• 3) K. Suzuki, M. Iwai, S. Ninomiya, T. Shimizu, et al.: Effect of micro babble coolant on grinding with cBN wheel, International Symposium on Advances in Abrasive Technology 2007, USA, Abrasive Technology10 (2007)25.
• 4) トータルビジョン研究所:マイクロ・ナノバブル応用商品実用化動向/用途別潜在ニーズ/研究開発動向実態調査,(2004)1.
• 5) 高橋正好ほか37名:微細気泡の最新技術,NTS出版,(2006)6.

タイトルに関連する用語 (2件)： 研削液 ,  浄化効果