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J-GLOBAL ID:201202216969737450   整理番号:12A1572567

長石中のH溶解度の実験的研究:組成,酸素フガシティ,温度及び圧力の影響と,地殻過程に関する意味

An experimental study of H solubility in feldspars: Effect of composition, oxygen fugacity, temperature and pressure and implications for crustal processes
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資料名:
巻: 97  ページ: 46-57  発行年: 2012年11月15日 
JST資料番号: C0062A  ISSN: 0016-7037  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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天然のラブラドル長石,曹長石,アノーソクレース中でのH溶解度に関して,2~10kbar及び700~850°Cにおいて異なる酸素バッファ物質(Fe-FeO,Ni-NiO,Re-ReO2,Fe2O3-Fe3O4)と平衡にし,継続時間100~240時間での一連の実験を行った。平衡水含有量に達したことは,異なる持続時間での実験及び結晶のコアからリムへのプロファイル分析を行うことにより検証した。加熱による生成物は全般に典型的なOHに関係した3700~2600cm-1の範囲の赤外線吸収バンドを示す。ラブラドル長石及びアノーソクレースのスペクトルは3300~3100cm-1の広いバンドが支配的だが,曹長石のスペクトルは3100~3000cm-1の広いバンドと3600~3400cm-1の狭いバンドから成る。測定したH溶解度は,約80~285ppm H2Oの範囲にあり,異なる化学組成の長石の間で大きく異なる。また酸素フガシティに強く依存し,温度及び圧力の増加とともに増加する。H溶解度は酸化的条件に比べて還元的条件で顕著に高くなり,約3倍あるいはそれ以上大きい。還元的条件での長石の高いH溶解度は,少なくとも局地的には,地球の過去の大陸地殻では現在のものより水を含んでいたであろうことを示唆する。地殻の脱水は,酸素フガシティの変化とそれに対応した水の長石中での溶解度の変化により,高温及び/あるいは付加的な熱を必要とせずに等温条件でも起こりうる。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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岩石圏の地球化学一般  ,  岩石成因論 

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