抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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燃料電池内では燃料気体をまんべんなく反応させるためのガス拡散層が必要であり,金属多孔体はその目的に適した材料である。一方高い耐食性が求められるためステンレスやニッケル-クロム合金が候補に挙がっているが,環境汚染防止の観点からはクロムを含まない耐食性合金が望ましい。このような観点から,ニッケル-スズ合金に着目し,ニッケル-スズ合金セルメットを開発した。本論文では,特に燃料電池の集電体やガス拡散層として使用するためのニッケル系材料として,住友電気工業(株)のセルメット技術を活用して作製したニッケル-スズセルメットの耐食性並びに耐熱性について検討した結果を報告した。ニッケル-クロムより優れた特性を示すことを実証した。