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J-GLOBAL ID：201202217002463896   整理番号：12A0636043

バーミキュライト鉱石の工業的分類の問題について

К ВОПРОСУ ПРОМЫШЛЕННОИ КЛАССИФИКАЦИИ ВЕРМИКУЛИТОВЫХ РУД

著者 (1件)： АХТЯМОВ Р. Я.
資料名： Ogneupory i Tekhnicheskaya Keramika  (Ogneupory i Tekhnicheskaya Keramika)
号： 1/2  ページ： 73-77  発行年： 2012年 
JST資料番号： R0077A  ISSN： 0369-7290  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ロシア (RUS)  言語： ロシア語 (RU)

抄録/ポイント： ロシア国内産バーミキュライト,加水雲母の化学的,鉱物学的組成と最適膨張技術の基本的原理についてまとめた。加水雲母群に属する天然鉱物バーミキュライトは,熱処理によりへき開方向垂直に20~30倍膨張し,膨張バーミキュライト小さい密度,低い熱伝導率,音響吸収性,高い多孔率,ろ過性,生物化学的不活性,耐火性などの特徴をもつ。これらの複合的性質により,炉集合体の高温断熱,建設,冶金ほか工業分野に広い利用性がある。ロシア国内産地10か所以上のうち,コラ半島(ムルマンスク),南ウラル(チェリャビンスク)2か所の鉱物が主として用いられている。それら基本鉱物成分金雲母,黒雲母含有量の多い天然鉱物では,化学組成Fe₂O₃量の差により利用領域が異なる。その鉱物成分は融点(1350,1260°C)および層間水量の差,自然水和条件下の混合層状構造,(不)規則性の影響,基本鉱物相/雲母層比と加水雲母結合などを示した。基本鉱物,加水金雲母の低,高加熱速度における膨張率/温度曲線から,膨張/収縮特性の差と温度範囲,層状化構造と吸熱・徐冷の影響を検討した。バーミキュライト含有鉱物の工業的分類(微細構造,膨張粒子構造,原料粒子着色,膨張粒子の表面積,形状,塑度係数,膨張温度範囲ほか)を比較表示した。バーミキュライト加熱下の基本層間距離変化と熱分析図による相組成(~頑火輝石,かんらん石)を解明した。膨張が層間水(遊離,結合)の急熱蒸気圧に起因する理論に触れた。最大膨張率到達(加熱速度,粒子間速度勾配),その後高温側の相転移,鉱物学および画分組成の経時変化などを考察した。

シソーラス用語： *バーミキュライト ,  斜方輝石 ,  ロシア連邦 ,  鉱物分析 ,  鉱物組成 ,  熱処理 ,  熱伝導率 ,  空隙率 ,  耐火性 ,  断熱材料 ,  金雲母 ,  黒雲母 ,  膨張係数 ,  微細構造 ,  表面積 ,  かんらん石 ,  酸化マグネシウム ,  アルミナ ,  二酸化ケイ素
準シソーラス用語： エンスタタイト ,  膨張バーミキュライト

分類 (3件)： 珪酸塩鉱物  (DE08030A) ,  土壌鉱物  (FB04090F) ,  セラミック・陶磁器一般  (YC03010K)

タイトルに関連する用語 (4件)： バーミキュライト ,  鉱石 ,  工業 ,  分類