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J-GLOBAL ID：201202217006279348   整理番号：12A0712166

膨張モルタルの細孔構造および酸素拡散係数に関する基礎的研究

FUNDAMENTAL STUDY ON MICRO-PORE STRUCTURE AND OXYGEN DIFFUSION COEFFICIENT OF EXPANSIVE MORTARS

著者 (3件)： LI Chun-He (群馬大 大学院工学研究科) ,  田中佳宏 (群馬大 大学院工学研究科) ,  横塚清規 (群馬大 大学院工学研究科)
資料名： セメント・コンクリート論文集  (Cement Science and Concrete Technology)
号： 65  ページ： 111-117  発行年： 2012年02月25日 
JST資料番号： F0276A  ISSN： 0916-3182  CODEN： SKROER  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： コンクリート用膨張材は,コンクリートの水和および乾燥に起因する,初期ひび割れの低減などに広く使われている。コンクリート膨張材は,膨張材の水和物により,セメントマトリックスを押しのけて膨張するため,拘束によりその状態が変化し,細孔構造や物質移動抵抗性の変化が生じると考えられる。本研究は,拘束が膨張モルタルの細孔構造,および酸素拡散係数の変化に及ぼす影響に関する基礎的な研究を行った。すなわち,膨張材の有無,拘束の有無のモルタルに対して,酸素拡散係数,連続空隙の概念を含む細孔径分布,膨張量などを計測し,拘束が膨張モルタルの細孔構造や物質移動抵抗性に及ぼす影響を明らかにした。また,仕事量の概念を導入することで,拘束による膨張モルタルの物質移動抵抗性の評価を試みた。

シソーラス用語： 構造物 ,  コンクリート構造 ,  コンクリート ,  コンクリート混和材 ,  *モルタル ,  水和反応 ,  乾燥 ,  亀裂 ,  *細孔構造 ,  *拡散係数 ,  *酸素 ,  膨張セメント ,  抵抗 ,  物質移動 ,  拘束 ,  作業負荷 ,  間隙 ,  連続性 ,  計測 ,  コンクリート構造物
準シソーラス用語： *酸素拡散係数 ,  初期ひび割れ ,  水銀圧入法 ,  物質移動抵抗 ,  *膨張モルタル ,  膨張材 ,  連続空隙

分類 (2件)： モルタル,コンクリート  (RA06042H) ,  セメントの性質・分析  (YC05040F)

引用文献 (13件)：

• 1) 岡村甫、辻幸和:ケミカルプレストレスを導入したコンクリート部材の力学的特性、土木学会論文集、第225号、pp.101-108(1974)
• 2) 李春鶴ほか:再生骨材と膨張材を用いたRCはりの曲げおよびせん断性状、セメント・コンクリート論文集、No.60、pp.547-553(2006)
• 3) 保利彰宏ほか:膨張材を混和した各種高流動モルタルの自己収縮、コンクリート工学年次論文報告集、Vol.20、No.2、pp.163-168(1988)
• 4) 盛岡実:コンクリート用膨張材、クリップボード[セメント化学編]、pp.133-134(2008)
• 5) 村田二郎、大塚茂雄、国府勝郎:膨張セメントコンクリートの細孔分布と水密性及び付着強度、土木学会コンクリートライブラリー、Vol.39、pp.89-96(1974)

タイトルに関連する用語 (5件)： 膨張モルタル ,  細孔構造 ,  酸素 ,  拡散係数 ,  基礎的研究