文献

J-GLOBAL ID：201202217016118857   整理番号：12A1093632

重金属の排出抑制に伴うスズメ類による生体内蓄積量の低減状況

DECREASED METAL ACCUMULATION IN PASSERINES AS A RESULT OF REDUCED EMISSIONS

著者 (3件)： BERGLUND Asa M. M. (Univ. Turku, Turku, FIN) ,  RAINIO Miia J. (Univ. Turku, Turku, FIN) ,  EEVA Tapio (Univ. Turku, Turku, FIN)
資料名： Environmental Toxicology and Chemistry  (Environmental Toxicology and Chemistry)
巻： 31  号： 6  ページ： 1317-1323  発行年： 2012年06月 
JST資料番号： A0978B  ISSN： 0730-7268  CODEN： ETOCDK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 世界各国の金属工業は近年にプロセス技術を改良して排出量を抑制するが,大気汚染状況の変化は実測データが限定的である。フィンランド国内で最大の非鉄金属工場が排出抑制を推進して20年が経過した為,スズメ類が生体内蓄積する重金属濃度の低減状況を評価した。生物指標にヒタキ類のFicedula hypoleucaやシジュウカラ類のParus majorを捕獲し,生体内蓄積するCdやCu,Ni,Pb,As,Se濃度を定量した。重金属の排出抑制に伴い周辺に生息するスズメ類は曝露量が低減し,肝臓に蓄積する重金属濃度が58~95%も低減した。排出抑制に伴い周辺の野生動物や土壌の重金属汚染が急減すると実証した。

シソーラス用語： 大気汚染 ,  *重金属汚染 ,  野生動物 ,  *生体内蓄積 ,  生物指標 ,  非鉄金属工業 ,  *スズメ類 ,  大気管理 ,  *排出抑制 ,  カドミウム ,  銅 ,  ニッケル ,  鉛 ,  ヒ素 ,  セレン ,  大気質試験 ,  バイオアッセイ
準シソーラス用語： バイオモニタリング

分類 (4件)： 重金属とその化合物一般  (SB05021R) ,  大気質調査測定一般  (SB03040I) ,  動物に対する影響  (EE05040R) ,  バイオアッセイ  (EA03060N)

タイトルに関連する用語 (5件)： 重金属 ,  排出抑制 ,  スズメ類 ,  生体内蓄積 ,  状況