文献

J-GLOBAL ID：201202217021073357   整理番号：12A0559076

雨水消費に関連する胃腸疾患のリスク: 系統的レビュー

Critical ReviewRisk of Gastrointestinal Illness Associated with the Consumption of Rainwater: A Systematic Review

著者 (2件)： DEAN Jonathan (Univ. East Anglia, Norwich, GBR) ,  HUNTER Paul R. (Univ. East Anglia, Norwich, GBR)
資料名： Environmental Science & Technology  (Environmental Science & Technology)
巻： 46  号： 5  ページ： 2501-2507  発行年： 2012年03月06日 
JST資料番号： B0839A  ISSN： 0013-936X  CODEN： ESTHA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 人が利用するための雨水貯留は世界の多くの場所で実施されている。この安価で持続可能な水資源に関する多くの研究は微生物または化学的水質を中心に行なっていて,実際の雨水消費に関連した健康リスクに関する疫学的証拠のレビューはなされていない。貯留雨水の消費に関連した胃腸疾患のリスクを定量的に検討するために,データーベースで疫学研究を行なった。データーベースは観察研究と実験的研究を含み2011年1月までのデータをオンラインで調査した。また,重要な論文を参照して著者と連絡が可能であった。合計764論文を研究して13が試験対象患者基準に適合して,そのうち5つが発生を報告するもので,9の研究は他のタイプであった。雨水は改良されていない給水系と比べて疾患のリスクが低減されていることを統合分析により示した(相対リスク0.57 95%CI(信頼区間) 0.42,0.77)。改良給水系と雨水を比較した統合分析におけるリスクに有意差は無かった(相対リスク0.82 95%CI 0.38,1.73)。しかし,カンピロバクター感染症のリスクが大きいことを示す1つの研究があった。発生報告の分類により,4つが雨水と強く関連して,1つは雨水と関連が弱かった。結論として雨水が改良されていない給水系の水よりも安全であることを証拠が示した。

シソーラス用語： *利用 ,  貯留 ,  水資源 ,  *リスク評価 ,  リスク ,  ヒト ,  *胃腸疾患 ,  政策 ,  評価 ,  公衆衛生 ,  健康被害 ,  疫学 ,  システム ,  細菌感染症 ,  飲用水 ,  微生物汚染
準シソーラス用語： カンピロバクター感染症 ,  雨水活用 ,  雨水貯留 ,  *雨水利用 ,  疫学調査 ,  給水系 ,  健康リスク ,  *健康リスク評価 ,  健康影響評価

分類 (3件)： 水利用,その他  (RC11030Q) ,  健康被害  (SB02080T) ,  人間に対する影響  (EE05050C)

タイトルに関連する用語 (5件)： 雨水 ,  消費 ,  胃腸疾患 ,  リスク ,  系統的レビュー