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J-GLOBAL ID:201202217103595564   整理番号:12A0313052

オンポンプ冠動脈バイパス(CABG)手術後の患者の血漿中の基礎アデノシン濃度の定量のためのLC-MS/MS法の開発と応用

Development and application of a LC-MS/MS method to quantify basal adenosine concentration in human plasma from patients undergoing on-pump CABG surgery
著者 (5件):
資料名:
巻: 885-886  ページ: 30-36  発行年: 2012年02月15日 
JST資料番号: W0571A  ISSN: 1570-0232  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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オンポンプ冠動脈バイパス(CABG)手術後の患者の血漿中の基礎アデノシン濃度の定量のための高感度でロバストなLC-MS/MS法を開発した。強カチオン交換(SCX)モノリスカートリッジを用いて目的物を濃縮し,ロバスト性を改善して生体試料の複雑性を低減した。調整剤が不要の単純な移動相を利用し,感度と再現性を改良した。この方法は,恒常的な精度と正確度を示し,日内と日間のすべての定量の相対標準偏差と相対誤差は10%以内であった。検量線は,1nMから500nMの調べた動的範囲で直線であった(r2=0.996)。LODとLOQは,それぞれ0.257nMと0.857nMである一方,LLOQは,10nM以下であった。本法を利用してオンポンプCABG手術中に得られる患者の血漿中のアデノシン濃度の変化をモニターした。84人の患者の分析が,冠動脈バイパス(CPB)手術後の冠状静脈洞血漿中のアデノシンの平均濃度は,CPB前の冠状静脈洞血漿とCPB後の橈骨動脈血漿中の濃度よりも高いことを示した(p=0.0024;両側検定)。これらの知見は,アデノシンの産生と排出間の平衡が,オンポンプ冠動脈バイパス(CABG)手術中でのアデノシンの基礎濃度の上昇に有利に働き,その変化が心臓組織に特異的であることを示唆する。高感度でロバストな分析法によるアデノシンの評価は,アデノシンの調節に関する一貫性のある意義ある洞察を与える上で重要な意味を持つ。患者の特徴,又は臨床転帰と基礎アデノシン濃度との関連付けを利用し,薬理学的介入を経たアデノシン濃度の調整によって,また心臓保護へのアデノシンの寄与を他の調節因子からの区別によって,CABG-CPBの手法が最適化される。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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核酸一般  ,  有機化合物の各種分析 
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