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J-GLOBAL ID：201202217189058337   整理番号：12A0385435

ダイカスト金型のトラブル対策事例集 トラブル事例 6 コアピンの折損

資料名： 型技術  (Die and Mould Technology)
巻： 27  号： 3  ページ： 038-039  発行年： 2012年03月01日 
JST資料番号： X0147A  ISSN： 0912-5582  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 目標寿命数前にコアピンが折損してしまう現象が生じた。生産中に固定型のコアピン折れが発生した。根元からの折損であった。2万4千ショットまで交換なしでコアピンを使用したいが,1万2千ショットで折損してしまう。原因は凝固収縮時に曲げ応力が発生し,コアピンフランジの根元に応力が集中したためである。ゲート近傍に位置するコアピンのため,溶損,凝着が激しく,製品離型時の抵抗が増大するためであった。対策は構造変更と表面処理の変更を行った。構造変更については,フランジ付け根の隅R拡大(R2からR5へ)と押さえの追加を行った。表面処理については,離型抵抗を低減させるTiAlSiCNO系膜を採用した。その結果として2万4千ショットまで平均寿命数が向上した。

シソーラス用語： *ダイカスト ,  *金型 ,  鋳型【鋳造】 ,  故障 ,  事故 ,  ダイカスト機 ,  曲げ応力 ,  *中子 ,  *ピン ,  湯口 ,  溶損 ,  操作 ,  剥離 ,  鋳物 ,  *破損 ,  セラミック被覆 ,  チタン化合物 ,  アルミニウム化合物 ,  ケイ素化合物 ,  炭化物 ,  窒化物 ,  酸化物 ,  表面処理 ,  応力集中 ,  鋳造欠陥 ,  アルミニウム合金
準シソーラス用語： トラブル ,  *折損 ,  離型

分類 (1件)： 鋳型材料,造型  (WC01020F)

タイトルに関連する用語 (5件)： ダイカスト金型 ,  トラブル ,  対策 ,  コア ,  折損