抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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燃料経済を高めるために,2016年以降に,粘度を下げたディーゼルエンジン用次世代モータオイルの販売が予定されている。しかし高デューティディーゼルエンジンに十分な耐久性があるかどうかが疑われてきた。新型オイル開発プロジェクトの中核的役割は潤滑油メーカが担い,開発努力は米国石油協会との連携をもって行われている。NCDT(新カテゴリ開発チーム)の定期会合では,製品カテゴリ11の性能基準と設定限界を定めるために,エンジンメーカからの要求を受けてレビューしている。実験室では低粘度モータオイルに切り換えて燃料経済が1.6%改善することを確認している。Chevron社の談ではディーゼルエンジン用低粘度オイルは期待どおり機能している。新型オイルが登場するとき,運輸業は,旧型エンジン用の従来オイル(15W40)と,新型エンジン用の低粘度オイル(10W30)の両方の在庫を必要とするか,または従来どおりのオイルを使い続けるかの難題に直面することとなる。現在のところ市場の応答は不明である。本稿はこの動向を紹介した。