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J-GLOBAL ID:201202217332430374   整理番号:12A0703423

チタン基複合材(TMC)の降着装置部品の実用化研究

資料名:
巻: 2011  ページ: ROMBUNNO.2304  発行年: 2012年03月 
JST資料番号: J0002B  ISSN: 1880-3660  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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日本航空宇宙工業会は平成23年度事業の一つとして「航空機工業の国際競争力の強化に関する調査研究(次世代航空機・航空新素材)」および「環境調和型航空技術に関する調査研究」を実施している。本稿はこの事業の一連として報告された。現在,降着装置構造部材は,主に,300M(AMS6257)と呼ばれる切欠感受性,応力腐食割れ感受性が高い超強力鋼から構成され,この利用にあたっては,正しい設計や製造プロセス適用の他に,運用時の耐食性維持に対する特別な整備が要求される。整備コスト低減の観点から,大型民間機では,300M以外の材料として,高強度チタン合金の適用検討も進んでいる。本研究ではH17~18年度に実施した研究成果を活用して,金属に近い特性を有し,高比強度,低LCC(Life Cycle Cost)および環境適合性が期待できる,チタン基複合材(Titan Metalic Composite:TMC)の降着装置部材への適用を前提に,TMCで構成される部材構造に対する材料特性の把握ならびにCFRPの弱点とされる耐FOD(異物衝撃損傷)特性の調査,取得基本特性を基とした,実機搭載を意図した,試作品の製作・評価,脚構造に適した部材製作に関わる量産化のための生産技術,の研究を行った。平成22年度から2年間の研究ではHIP法によるTMCの基本的な材料特性の把握に加え,製作した実機モデル品のFOD特性を把握した。結果として次を得た。1)HIP法により,脚構造部品の一例として全長800mのside stay製作が可能であることを確認した。2)実機サイズモデルによる衝撃試験では衝撃印加部以外にも損傷の兆候を検出した。今後,残存強度の確認と共にシミュレーションの妥当性検討を行う必要性があると判定した。3)量産コストではSiC購入費,HIP用工具費用,および,製造工数が主なコスト要因であった。将来,量産による価格低減,自動化による工数減,HIP処理におけるバッチ処理数増大を考慮しても,SiC繊維購入費,HIP工具費が大きい価格要因となることが分った。
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分類 (3件):
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繊維強化金属  ,  飛しょう体の設計・構造  ,  飛しょう体の材料・製造 
引用文献 (18件):
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