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J-GLOBAL ID：201202217361839443   整理番号：12A0223101

二つの8-メチル-2’-デオキシグアノシン残基の四分子四重鎖構造への挿入:この鎖を配向する試み

The insertion of two 8-methyl-2′-deoxyguanosine residues in tetramolecular quadruplex structures: trying to orientate the strands

著者 (6件)： VIRGILIO Antonella (Universita degli Studi di Napoli ‘Federico II’, Napoli) ,  ESPOSITO Veronica (Universita degli Studi di Napoli ‘Federico II’, Napoli) ,  CITARELLA Giuseppe (Universita degli Studi di Napoli ‘Federico II’, Napoli) ,  PEPE Antonietta (Universita degli Studi della Basilicata, Potenza, ITA) ,  MAYOL Luciano (Universita degli Studi di Napoli ‘Federico II’, Napoli) ,  GALEONE Aldo (Universita degli Studi di Napoli ‘Federico II’, Napoli)
資料名： Nucleic Acids Research  (Nucleic Acids Research)
巻： 40  号： 1  ページ： 461-475  発行年： 2012年 
JST資料番号： D0242C  ISSN： 0305-1048  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 核酸四重鎖構造は4分子のグアニン塩基が一つの平面上に整列する構造を基盤とするDNAおよびRNAの二次構造を意味する。本論文は,NMRおよび円偏光二色分光学に基づく構造研究,および二分子の8-メチル-2’-デオキシグアノシン残基(M)を含むd(TG₃T)およびd(TG₄T)のあらゆる可能性のある分子モデル化に関する。とくに鎖を配向し,四分子四重鎖構造の折り畳みトポロジーに効果を及ぼす,これらの修飾グアノシン残基の潜在的性能を調べた。オリゴデオキシヌクレオチド(ODNs)のTMMGT(T12)およびTMMGGT(F12)は並行四分子四重鎖を形成し,それは,all-anti MおよびGテトラドが上に積層された5’側(5’側を下,3’側を上とすると一番下)のall-synのMテトラドによって特徴づけられる。ODNs TMGMT(T13)およびTMGGMT(F14)は,all-anti Gコアが5’側および3’側の二つのall-synのMテトラドによりサンドイッチ状に挟まれる並行四分子四重鎖を形成する。とくにT13により形成される四重鎖構造はsyn残基が数的にanti残基を凌ぐと言う前例にない構造を持っている。反対にODN TGMGMT(F24)はall-anti Gテトラドとall-syn Mテトラドの交互の組合せからなる並行整列構造をとる。さらにODN TGMGMT(F13)も,GとM残基がそれぞれantiおよびsynのグリコシド立体配位をとる前例のない構造をとることを示した。

シソーラス用語： *立体配座 ,  オリゴヌクレオチド ,  *分子モデル ,  *構造 ,  NMR【磁気共鳴】 ,  円偏光二色スペクトル
準シソーラス用語： *DNAトポロジー ,  *G-四重鎖 ,  オリゴデオキシヌクレオチド ,  円二色スペクトル

分類 (2件)： 核酸一般  (EB04010U) ,  ヌクレオシド,ヌクレオチド  (CF10060K)

物質索引 (1件)： 8-メチル-2′-デオキシグアノシン

タイトルに関連する用語 (5件)： デオキシグアノシン ,  残基 ,  重鎖 ,  配向 ,  試み