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J-GLOBAL ID：201202217380724002   整理番号：12A1723282

ニッケル鉄ラテライト鉱石からのニッケルの選択的硫化の熱力学的解析

A Thermodynamic Analysis of the Selective Sulphidation of Nickel from a Nickeliferous Lateritic Ore

著者 (3件)： HARRIS C. T. (Queen’s Univ., Ontario, CAN) ,  PICKLES C. A. (Queen’s Univ., Ontario, CAN) ,  PEACEY J. G. (Queen’s Univ., Ontario, CAN)
資料名： High Temperature Materials and Processes  (High Temperature Materials and Processes)
巻： 31  号： 4/5  ページ： 603-611  発行年： 2012年 
JST資料番号： W0384A  ISSN： 0334-6455  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ニッケル鉄ラテライト鉱石の選択的硫化による,現在の製錬温度より低い温度での硫化ニッケルの精鉱の製造を検討した。純粋な成分の熱力学的検討の結果では,ラテライト鉱石の鉄の大部分を酸化物として残して,酸化ニッケルを選択的に硫化する強い駆動力があることが判明した。また,Ni-Fe-S-O系内の溶液相の研究でニッケルの硫化物への全体的な転換は,硫化物に転換される鉄の量とバランスする必要があることも判明した。高ニッケルのグレードでは硫化物へのニッケルの回収度は著しく低くなった。これらの高ニッケルグレードの場合は,ニッケルリッチのheazlewoodite相が共存して,2つの混合しない液相が形成される可能性があった。熱力学的解析の結果から,ニッケルの80%が硫化物に転換されるとして,達成される最大のバルクニッケルのグレードは約20~25mass%Niであった。

シソーラス用語： *ラテライト ,  *鉱石 ,  ニッケル化合物 ,  鉄化合物 ,  *ニッケル ,  *硫化 ,  選択性 ,  *硫化ニッケル ,  *精鉱 ,  酸化ニッケル ,  液相 ,  スピネル ,  温度依存性 ,  相溶性 ,  褐鉄鉱 ,  元素分配 ,  酸化硫黄 ,  熱力学的安定度 ,  相平衡 ,  活量 ,  スピネル型結晶
準シソーラス用語： スピネル構造 ,  スルフィド化 ,  リモナイト鉱 ,  熱力学安定性 ,  *熱力学解析

分類 (2件)： 化合物の化学熱力学(混合系)  (CB02033Z) ,  製錬  (WD02030A)

タイトルに関連する用語 (6件)： ニッケル ,  鉄 ,  ラテライト ,  鉱石 ,  硫化 ,  力学的解析