抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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DCF77はドイツにある長波の無線送信機であって,原子時計による77.5kHz搬送波の振幅変調(AM)と位相変調(PM)で,正確な時刻を送信する。AMとPMの正確さはそれぞれ,msとμsのオーダーである。本論文は,DCF77の新しい受信器アーキテクチャーを紹介し,その性能を既存の検出器ならびに時間復調器と比較した。シミュレーションと解析により,信号対雑音比を劣化させる入力雑音とスイッチモード電源などからの狭帯域干渉の影響下における,ビット誤り率と復号化確率に関する性能を求めた。最大ゆう度(maximum-likelihood)復号器による検出器が最も有望で,パワーアップから60s以内に,また雑音レベルE
b/N
0=2.7dBで時刻を表示するが,この値は従来受信器より20dB改善されている。フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)を使った実証用受信器で,新アルゴリズムの能力を確認した。