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J-GLOBAL ID:201202217699396652   整理番号:12A0809015

nAChRを介した神経活動に応答したGluR2 mRNAのYB-1仲介翻訳誘導の機構

Mechanism of YB-1-mediated translational induction of GluR2 mRNA in response to neural activity through nAChR
著者 (4件):
資料名:
巻: 1820  号:ページ: 1035-1042  発行年: 2012年07月 
JST資料番号: B0207A  ISSN: 0005-2728  CODEN: BBBMBS  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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nAChRを介したGluR2 mRNAのYB-1仲介翻訳活性化の機構を調べた。NG108-15細胞におけるnAChRの発現を検証した。GluR2 mRNAの翻訳及びYB-1/HSP60相互作用を,ニコチン処理NG108-15細胞において調べた。α7-nAChR及びPI3K/Akt経路の阻害の影響を調べた。GluR2 mRNAとの,及びHSP60とのYB-1の比率をポリソーム及び非ポリソーム画分において各々探索し,YB-1の細胞質保持におけるHSP60の役割を評価した。ニコチン処理は,YB-1/HSP60相互作用の同時増加と共にGluR2 mRNAの翻訳及びAktリン酸化を一過的に誘導した。α-ブンガロトキシン及びLY294002両者はニコチンの効果を消失させた。スクロース勾配上で,ニコチン処理はYB-1の分布を重沈降ポリソーム画分にシフトした。これらの画分において,その結合GluR2 mRNAに対するYB-1の比率は低下し,YB-1結合GluR2 mRNAとのリボソーム会合は上昇した。HSP60は,YB-1との結合の増加につれて非ポリソーム画分にのみ分布した。HSP60枯渇細胞において,ニコチン処理はYB-1の核局在を誘導した。YB-1は,α7-nAChR神経伝達時にGluR2 mRNAから遊離し,リボソームを翻訳装置へ動員するためにPI3K/Akt経路を引き起こし,HSP60はポリソームフリーYB-1の細胞質滞留に関与した。α7-nAChR及びYB-1/HSP60相互作用を介したPI3K/Akt経路の活性化は,GluR2 mRNAのYB-1仲介翻訳活性化にとって重要であった。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
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生物学的機能  ,  遺伝子発現  ,  細胞膜の受容体 
物質索引 (1件):
物質索引
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