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J-GLOBAL ID：201202217708388390   整理番号：12A0103445

強く連動させた遺伝学的な「バイオピクセル」からなる検知アレイ

A sensing array of radically coupled genetic ‘biopixels’

著者 (6件)： PRINDLE Arthur (Univ. California, San Diego, California, USA) ,  RAZINKOV Ivan (Univ. California, San Diego, California, USA) ,  DANINO Tal (Univ. California, San Diego, California, USA) ,  HASTY Jeff (Univ. California, San Diego, California, USA) ,  SAMAYOA Phillip (Univ. California, San Diego, California, USA) ,  TSIMRING Lev S. (Univ. California, San Diego, California, USA)
資料名： Nature (London)  (Nature (London))
巻： 481  号： 7379  ページ： 39-44  発行年： 2012年01月05日 
JST資料番号： D0193B  ISSN： 0028-0836  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 合成生物学の工学的原理の発達にはかなりの進展が見られるが,大きな難題の1つは,ノイズの多い細胞環境内にロバストな回路を構築することである。そのような環境は,回路の挙動に細胞間変動をもたらし,それが細胞集団レベルで機能性を阻害する場合もある。今回我々は,細菌集団内のクオラムセンシングと集団間の気相酸化還元シグナル伝達を取り込んだ相乗作用的な細胞間連動法を用いて,振動する細胞集団である「バイオピクセル」を数千個,センチメートルスケールで同期させた。この基本構造を用い,振動周期の調整によってヒ素の感知に利用可能な液晶ディスプレー(LCD)様の巨視的な時計を構築した。大腸菌(Escherichia coli)などの細菌が持つ感知能力のレパートリーを考慮すれば,大きな長さスケールでその挙動を調整する能力は,野外で重金属および病原体を検知できる低コストの遺伝学的バイオセンサーを実現するための基盤となる。Copyright Nature Publishing Group 2012

シソーラス用語： *センサアレイ ,  細胞情報伝達 ,  酸化還元反応 ,  気相反応 ,  画素 ,  大腸菌 ,  *バイオセンサ
準シソーラス用語： クオラムセンシング ,  *バイオピクセル

分類 (1件)： 生物物理的研究法  (EA03020V)

タイトルに関連する用語 (4件)： 連動 ,  遺伝学 ,  ピクセル ,  アレイ