文献
J-GLOBAL ID:201202217718102177   整理番号:12A1448880

鳥類の渡りの衛星追跡

Satellite-Tracking of Bird Migration
著者 (1件):
資料名:
号: 167  ページ: 117-125  発行年: 2012年09月28日 
JST資料番号: S0800A  ISSN: 0285-9769  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
鳥たちの多くは,毎年春と秋,数千キロあるいは,1万キロを超える長距離の季節移動,渡りをする。これらの鳥たちは,近年,渡りの過程でさまざまな環境問題に遭遇している。生息地の破壊,化学汚染,密猟,航空機や風力発電施設との衝突,鳥インフルエンザなどへの感染が,その代表である。その結果,渡り鳥の多くは急激に数を減少させている。あるいは,航空機や風発施設への衝突や感染症への感染などは,人の産業や健康,生命などにかかわっており,人の生活をめぐる社会問題としても注目されている。こうしたことから,鳥の渡り,とくにその経路や環境利用について知ることが生物学的にも社会問題としても重要になってきている。近年,科学技術の進歩により,人工衛星を利用して長距離の移動を追跡することが可能になった。この衛星追跡によって,詳細な渡り経路,経時移動様式,各中継地の相対的重要性,利用環境の特性,経路上の環境問題などを明らかにすることができるようになった。今後さらに追跡技術や解析方法が進歩すれば,より小型の鳥類をも対象に,より長期にわたって多方面のことがらを解明できるようになる。機器の小型軽量化と長寿命化,いろいろな生態情報をもたらす各種センサーの付加,安全で確実な装着法の開発などが求められている。そうした開発のためには,技術者と野外研究者の連携が必要である。また,研究の実施と研究結果の保全への利用には,国際協力が不可欠である。(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
個体群生態学  ,  測地学 
タイトルに関連する用語 (3件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る