抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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乱流の特徴は時空間の複雑な変動にあるが,これまでの章で述べられたレイノルズ平均による粗視化操作のもとでは,時間依存性は一般には現われない。円柱のような鈍形物体の背後に生じるカルマン渦的な流れが,レイノルズ平均モデリングの対象となるか否かに関しては,議論が多い。これは,アンサンブル平均操作がいかなる空間スケールの変動まで粗視化しているかが,明らかではないためである。第6章(最終章)では,最初にレイノルズ平均モデリングの非定常性への感度を上げる試みを簡単に述べ,続いて粗視化する空間スケールを限定して,非定常性に正面から取り組む,サブグリッドスケールモデリングについて解説する。(著者抄録)