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J-GLOBAL ID:201202218019433318   整理番号:12A1262353

口腔扁平苔癬におけるTLR4/NF-κBシグナル経路の活性化に及ぼすデキサメサゾンとシクロスポリンAの効果の分子機構

The molecular mechanisms of the effect of Dexamethasone and Cyclosporin A on TLR4 /NF-κB signaling pathway activation in oral lichen planus
著者 (9件):
資料名:
巻: 508  号:ページ: 157-164  発行年: 2012年10月25日 
JST資料番号: E0701B  ISSN: 0378-1119  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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Tol様受容体(TLR)と核因子-κB(NF-κB)のシグナル伝達経路はいくつかの慢性炎症性疾患の発病に重要な役割をするが,口腔扁平苔癬(OLP)におけるその機能はまだ不明である。本研究で著者らはOLP組織におけるTLR4とNF-κBおよび炎症性サイトカインTNF-αとIL-1βの発現を調べ,正常な口腔粘膜と比較してOLPではTLR4とNF-κB-p65が有意にアップ調節されることを見出した(p<0.05)。著者らは局部のOLPの免疫環境にある程度似させるためにリポ多糖(LPS)で刺激した角質細胞HaCaTを用いた。RT-PCRおよび免疫ブロッティング解析はLPS誘発の炎症応答の環境ではTLR4とNF-κB-p65の有意な活性化を示した。TLR4とNF-κB-p65の高発現はサイトカインTNF-αとIL-1βの発現と相関する(p<0.05)。著者らはさらにNF-κBはOLPにおいて抗アポトーシス性分子として作用できることを示した。著者らはTLR4とNF-κBのシグナル経路はOLPの永存性と相互作用する可能性があると結論した。ステロイドとシクロスポリンは兆候性のOLPの処置に効果的である。しかしながら,兆候性OLPの緩和に対してはデキサメサゾン(Dex)とシクロスポリンAが関る機構にはいくつかの弱い証拠がある。本研究で著者らはデキサメサゾンとシクロスポリンAはHaCaT細胞においてTLR4の発現を阻害することによりLPS模倣下のNF-κBシグナル経路を負に調節し,他方,シクロスポリンAは,HaCaT細胞におけるアポトーシスの誘導によりHaCaT細胞の増殖を阻害でき,表皮細胞の破壊からOLPを効果的に保護することを見出した。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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感染症・寄生虫症の治療 

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